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リクナビが通年採用、クリック課金型へ‼中小企業にとって有利になるか検証‼

27卒からリクナビが通年採用へ
そして、クリック課金に変わる!

この話、あなたはご存じでしたか?

1カ月前にリクルートより、発表があり
新卒の領域にもindeed PLUSを連携させると
推測されます。

新卒採用において、
「応募が来ない」とお悩みの企業にとって
有利な仕様変更なのか検証したいと思います。

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ぜひ、よろしくお願いいたします。


1.リクナビ大改革の背景


公式の発表では以下のように述べられています。

自分にあった企業が分からないそうで、
自分に合う企業探しの難し さ」について
大学1年~3年生の約8割が、
就活を終えた大学4年生でも、
約6割が不安を感じているそうです。

現在のリクナビのサービス形態では
学生ひとり一人の「自分に合う企業探し」が
サポート出来ていないと認識しているようです。

新しいリクナビは新たに開発中であり、
来年1月に新たな発表があるようです。
現在ベータ版が公開されています。

それでは、どのように変化するのか?
以下に列挙していきたいと思います。

【学生から見た変更点】

①2027円卒以降の全学生を対象へ変更
②「企業単位」の掲載から
 「コース単位」の掲載に変更
③質問に答えるだけで、自身の強みや希望条件
 などを登録できる『レジュメ』の導入
④『レコメンドフィード』機能の導入
⑤『ガクチカAIアシスタント』機能の導入

注目すべきは①と②です。

①では全学年が対象となっているという点
②では「企業名」から「コース名」
 表に出る仕様へ変更するという点

出典:リクルート社、9月18日プレスリリースより抜粋

この2点がとても大きいと思います。
③~⑤に関する詳細については
以下のリンク先をご確認ください。

ただし、これは表向きの理由であり
リクナビのシェアが激減し、
マイナビに負けてしまう…という
危機感があったからではないでしょうか?

これには様々な理由がありますが、
学生にとっての使いやすさ
掲載企業にとっての使いやすさ
その両面で、マイナビに劣っている印象が
否めないと感じています。

また、リクナビに関しては様々な不祥事があり、
イメージダウンも大きな原因の一つであると
私は考えています。

一例として動画を掲載しておきますね。


2.リクルートが描く未来予想


これは中途採用における
indeed PLUSの記事を密接に関係します。

既存のナビサイトがindeed PULSへ集約され、
掲載課金から、クリック課金へシフト

AIの技術革新により、
既存のメディアが衰退する未来

求人誌がなくなり、デジタルシフトし、
リクルート系列の営業の直販がなくなり、
代理店がAI技術を駆使して
熾烈な争いを繰り広げる未来

そのような未来を予測した内容となります。

新卒採用もいずれは…
当初はそのように考えていたのですが、
2025年3月で中途媒体の掲載課金が終了する件と
同時並行して進めていたということでしょう。

そのため、それほど驚きがありませんでした。

では次の章で、これまでは
条件比較型のサイトで中小企業が掲載する
メリットが少ないと主張してきましたが、
これがどのように変化するのか?

この点に迫っていきたいと思います。


3.中小企業の新卒採用に勝機があるか?


それでは、掲載企業にとって何が大きく変わるのか?
それは以下の2点になります。

【掲載企業から見た変更点】

①インターンシップ、オープン・カンパニー&
 キャリア教育などの情報や求人情報のクリック数
 に応じたクリック課金で採用コストを最適化

掲載課金から、クリック課金へと形態が変わる
これが最大の変更点ですね。

一見、安くなるぞ!と思った方が多いでしょうが、
クリック単価によって事情が変化するため、
上限を決めて全体の費用を抑えることが可能
という理解に留めておいた方が良いでしょう。

実際に始まってみないと、
本当に費用対効果が上るのかは未知数です。


②「コース単位」の掲載で、
 より細かな情報発信が可能に

サイトのイメージは以下の通りです。
企業名や待遇だけで比較する仕様から
コースの中身で勝負できるように
仕様変更したということになります。

出典:リクナビβ版サイトより

これまでは企業名が大きく表示され、
その中にコースが複数掲載される形式でした。
従って、企業ありきであったため、
大手が優位になっていた背景があります。

しかし、これからはコースごとに掲載するため、
このコースに魅力を感じて応募する可能性が高まる
というのがリクルート社の主張です。

出典:リクルート社、9月18日プレスリリースより抜粋

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

また、学生からみた変更点でも解説した
③『レジュメ』の導入
④『レコメンドフィード』機能の導入
⑤『ガクチカAIアシスタント』機能の導入
といった各種機能により、
待遇面の比較以外の要素で勝負ができる
という点が大きいと考えています。

これはAIの技術革新によって可能になった
とも言える新しい機能であり、
マイナビに対抗するため、新たな検索軸を
打ち出すことで差別化を図りたいという戦略
ではないかと推測できます。

いずれにしても、今回の開発によって
UI、UXも向上すると予測されますので
対マイナビとのシェア争いにも注目です!

さて、今回のリクナビの仕様変更は
中小企業にとって優位になるか?
この問いの答えは以下の通りです。

各種機能の変更点を上手く利用し、
先行者優位を使って優位に立てる企業の地位を
獲得できるよう、イベントに力を入れよう!

つまり、リクナビ内で
『今までこんな会社があるんだ、知らなかった…』
そんな隠れた良い企業が出てくることは
ほぼ間違いないと言えるでしょう。

その枠に御社が入ることができるか?
工夫が求められると思います。

どんな工夫が求められるのかは
過去にたくさん記事を掲載していますので
この機会にぜひフォローを忘れず
時間のある時に読み返してみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「応募が集まらない」でお困りの企業へ
27卒からリクナビが変わる!という情報を
早めにお届したい!

そう思って記事を書きました。
まだβ版サイトとプレスリリースしか
世の中に情報が出ていないため
これまでの知見を使って、ある程度外れない
予測可能な範囲で見解を述べました。

少しでもお役に立てれば幸いです。



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