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【最新情報】2018年6月にリクルートHDが1300億円で買収した「グラスドア」とは?日本人向けに徹底調査してみた!概要編
こんにちは、エモトのHRです。
今回は今後大注目のサービス、Glassdoorについて徹底解説いたします。
「Glassdoor、グラスドアって最近よく聞くけどいったいなに?口コミサイトでしょ?」というふうにふわっと知ってらっしゃるかたも多いと思いますが、実はそれだけではありません。
そもそも、Glassdoorはリクルートさんが2018年の5月に買収したサービスです。
買収額はなんと1300億円。10年程前に買収したIndeedが1130億円だったのでそれ以上の価値がある、と踏んで買収しています。
そのIndeed買収を進めていたのが現リクルートHD社長の出木場さんで、役員にGlassdoorのディレクター瀬名波さんという方がいらっしゃいます。10年前のIndeedが今、大きく成長したように、Glassdoorも今後10年の間に非常に大きく変わる可能性があります。
そんなglassdoorですが、サイトは英語表記ばかりで馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本語にも翻訳しつつ「そもそもどんな企業?創業年は?どのくらい使われているサービス?」といった基本的な内容をご紹介します。
▼動画でもわかりやすく解説しています!ぜひご覧ください!
グラスドアってどんな企業?
グラスドアはカリフォルニア州のミルバレーというところで、2007年に創業し、サービスのリリースは2008年6月です。
同社はティムベッセ氏、ロバート・ホフマン氏によって設立され、当時は各企業の従業員、または退職した人が職場として実際にどうだったか、働きやすいかどうかなど大規模にまとめられたサイトが無かったため、画期的なものとして受け入れられたようです。最初は口コミサイトとしてスタートし、後に求人情報、給与情報の掲載機能を実装していきました。
Glassdoorが設立されたときに掲げられた目標である”Increasing workplace transparency” 「働く場所の透明性を向上していく」に向かって口コミ情報だけではなく実際にもらえる報酬の情報なども追加されていったようです。
現在のグラスドアの企業理念は“Helping people everywhere find jobs and companies they love.”で、日本語にすると「全ての人が好きな仕事と職場を見つけられるよう支援すること」。
同社はこのミッションについて、「このミッションは求職者のためだけのものではなく、雇用者側にとっても、積極的により良い職場環境を用意できるようになり、結果的に顧客満足度の高い企業になれるのです。」と解説しています。
どのくらい利用されているか?
現在は北米対力全域、南米、一部ヨーロッパ、インド、オーストラリアなどに展開されており、今後も広がっていくことが予想されます。アジアではシンガポール、香港で展開されているようですね。
日本でのリリースについて公式な情報が一切ありませんが、これからお話するGlassdoorサービスがまるっと日本で展開された場合は、大きな衝撃になることは間違いないでしょう。
グローバル展開されているGlassdoor、公式の数値ではこのくらい使われているようです。
世界的にも大規模な求人サイトだと言われています。
No1と言われているIndeedと、アメリカで2位の規模(2017年)にあるGlassdoorを傘下に抑えているリクルートさん、すごいですよね。
(実際に、Glassdoorが買収された当時、海外のHRテック専門家たちの間でも「Indeedを持ってる日本のリクルートHDがGlassdoorも買収した!すげえ!」みたいなTweetが溢れておりました。)
気になる会員数ですが、どのくらいいるのでしょうか?公開されていないですが、リクルートワークス研究所さんの資料によると、2016年の段階で2700万人に達すると書いてありましたので、今はそれ以上になっているのではないでしょうか。
グラスドアの沿革
では少し沿革を追ってみます。
ローンチは2008年6月。カリフォルニア州のミルバレーというところでティム・ベッセ氏、ロバート・ホフマン氏(現glassdoorの会長)によって始まりました。
Glassdoor創業のきっかけになるアイデアは、ホフマン氏がExpedia(旅行予約サイト)で働いていたときに、たまたまプリンターに残っていた従業員の社内調査結果を見てしまった、というところからTim氏とのブレストを経てうまれたそうです。
2008年のサービスリリース時は詳細な会社のレビュー、CEOや職場の評価、各企業の役職別給与情報を共有できるサービスだったようです。
そして、2008年10月(創業後数年!)で、いきなり650万ドル(約7億円)を調達します。
◆2010年は大きな転機
2010年10月、グラスドアは求人情報をアグリゲート、またはパートナー企業から収集して掲載する機能を搭載します。このとき、おそらく世界初となる口コミ情報と求人情報の両方を検索できるサービスが生まれました。
その後も2011年、2012年で合計約34億円もの資金調達に成功しています。翌年以降も大型の資金調達を重ね、ヨーロッパ圏に進出していきます。
◆さらに大きな転機が訪れた2015年
2015年4月、雇用者が自らGlassdoorに求人情報を投稿できる機能がリリースされました。これまでGlassdoorは他社から求人情報を集めて表示するのがメインでしたが、雇用者から直接、求人情報を取得できる媒体へと変わっていきました。
そしてとうとう、2018年の6月にリクルートHDが1300億円で買収します。当時のCEOは共同創業者であるロバート・ホフマン氏で、2020年1月会長就任までCEOを続けることになります。
冒頭でもお話しましたが、今から10年程前に買収したIndeedは1130億円でした。つまり、それ以上の価値があると踏んで買収していると考えられます。
10年前のIndeedが今、大きく成長したように、Glassdoorも今後10年の間に非常に大きく変わる可能性はあるのではないでしょうか。
しかも今のリクルートHDにはIndeedがあるので、Indeedとの連携も含めて今後の期待が高まりますね。
次回は、グラスドアでどんなことが出来るのか?実際の画面を見つつ、機能をいろいろと解説したいと思います。ぜひお楽しみに!
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■スピーカーのプロフィール
・江本 亮
2005年より求人メディアがASPにて安価で早く提供できるシステム「ジョブメーカー(https://jobmaker.jp/)」にて自社サイト・オウンドメディアによる採用成功を支援、構築実績はこれまで200社以上に及ぶ。「反響があがる求人広告・求人メディア」をテーマに、「indeed対応の自社求人サイト構築システム」の開発などを手がけている。
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