米農家に就職した私。京都から石川へ。
2020年4月、私は石川県能美市にあるたけもと農場に入社しました。お米農家です。社員の皆さんに「はるちゃん」の愛称で呼んでいただいてるので、ここでも「はる」と名乗らせていただきます!
❏簡単自己紹介
私の出身は京都府です。
実家が農家というわけでもなく、農業と関わりが深い生活を送っていたわけでもなく。
小学校の周りに田んぼが広がっていたので毎日見ていた、3年生ぐらいの時には授業で田植えをした、というぐらいですかね?
❏なぜ京都から石川へ?
大学進学を機に石川県に来ました。
というのも、「食」や「6次産業」といったキーワードが頭の中にあり、そんなことを学べたらな~と。
また一人暮らしもしたいな~、それもちょっと田舎なとこで、と。
北海道大学は憧れたものの、学力が全く足りず...
結果、石川県の大学に進学することになりました。
他の都道府県の大学も候補にありましたが、
・ほどよく田舎(≒自然)も街もある
・京都からそんなに遠くない
・魚が美味しい
などなど、総合的に判断して「いい場所かも!」と思ったからです。
この頃も、もちろん今も。
京都は大好きなので、就職はやっぱり京都かな~と何となく思っていました。
❏たけもと農場との出会い
たけもと農場と出会ったのは大学2年生(2017年)の夏前くらいです。
そのきっかけとなったのは、株式会社ガクトラボさんの実践型長期インターンシップでした。面白くて、将来にも何かしら繋がるようなことを学校以外でできないかなとよく思っていたので、実践型のインターンシップというのはドンピシャでした。
学業との両立を考えると2年生後期が狙い目。
その時期に募集していたプロジェクトの1つに、『国産イタリア米の農家でリゾットセットの商品開発に挑む』というものが!
「6次産業にかかわれるのではないか、、これだ!!」とすぐにエントリーしました。
そして選考の末に私を選んでいただき、たけもと農場でのインターンシップが始まりました。
❏インターンシップからアルバイト、そして...
インターンシップでの商品開発はなかなか思うように進みませんでした。
具材探しに、レシピの考案、パッケージ開発...
気がつくと、商品が完成しないままインターンシップ期間(6ヶ月)が終わってしまいました。
しかし、インターンシップが終わったからといって商品も完成していないのにサヨナラするのは違うなと、なんか無責任だなと。
そして、社長や社員さんのご厚意もあり、アルバイトとして続けさせてもらえることになりました!
ようやくリゾットセット『リゾットMAMMA 薫りきのこ』が完成し、販売を開始したのは2019年の春。1年半以上もの月日が流れていました。
この2019年春、私は大学4年生。
そう、就活真最中の時期だったのです、本来であれば。
私はというと、、、
時間さえあればたけもと農場に田植えをしに来ていました! 笑
実は、この時期には入社する意思を伝えていました。
大学卒業後はたけもと農場に就職する、と。
❏なぜ農家に就職しようと?
大学3年生の夏頃から短期のインターンシップや合同説明会に参加し、就活準備を進めていました。このときは近畿地方中心に、食品系の企業を多く見ていたと思います。
でも、「ここだ!」と心を動かされるような企業はなく。
そこで本当にしたいことは何かもう一度考えたとき、たけもと農場での商品開発や農作業のことばかり頭に浮かんできました。
あれ? 農業に携わりたいのかな?
そこで農業法人を探すようになりました。
その一方で、たけもと農場でやり残していることがたくさんあるなとも思うようになりました。(リゾットMAMMAもまだ発売前)
リゾットセットの販売、販路拡大、新商品開発、広報…
それって、たけもと農場で働きたいってことじゃないの?
そう気づいたとき、頭の中が整理できたような気がしました。
そして何より、たけもと農場には一緒に仕事をしたい、信頼できるような方々ばかりだなと。
ただ、私の気持ちだけで入社できるわけではないので、就活が本格的に始まる前(2019年2月始め)に社長にお話ししました。
言おうと思ってから実際言うまで1ヶ月ほどかかりましたが。 笑
社長からは「そう言ってくれて嬉しい。うちとしては歓迎するよ。」と言っていただきました。
(※言葉に関してはちょっとうろ覚えです、ごめんなさい!)
その後、全国の農業青年の方々とお会いする機会があり、全国各地で農業に携わる方々の活気にも刺激を受けました。
一応一般的な就活もしましたが、気持ちは決まっていたので3月の中旬頃には改めて入社の意思を伝えました。
そして2020年4月、たけもと農場に入社しました。
❏これからのこと
私はまだまだですが…
商品開発や販売促進、農作業、広報など、様々なことに挑戦していきたいと思っています。
たけもと農場、そして私を、どうぞよろしくお願いします!!!