採食エンリッチメントが楽しい!【シライ家のいきものライフ】
久々のnote更新です。
唐突に小難しいタイトルから始まりますが、犬飼いさんにはぜひ読んでほしい内容をお送りします!
3月ごろからペテトテ繋がりで犬のしつけ教室のお手伝いをしている私。最近は、愛犬きなこもちょくちょくトレーニングに足を運んでいます。
そこでトレーナーさんに教わって衝撃だったのが・・・
犬のごはんに餌皿を使わないという方法。
え!?そんなのあり!?
っていうか餌皿使わなかったら何使うの〜!!!???
と思った私なんですが、ペット用品店によく販売されているこれ、見たことありますか?
こういった、いわゆる「知育トイ」を使って普段のご飯を与える方法を教わりました。
初めて見る方に説明すると、上の商品は「コング」と言う犬のおもちゃです。形はうんk(コラコラ)
・・・じゃなくて、チョココロネみたいなのですがこの形状がミソ。筒の部分にフードやおやつを詰めて食べさせるのです。
簡単に食べられないことから、わんこの退屈しのぎや運動代わりの発散にオススメされてます。お散歩に行けない雨の日や、お留守番の時間に使う方が多いかもしれませんね。
ペットショップに行くと必ずといっていいほど取り扱っている、有名なアイテムです。
こういったアイテムはごはんをゆっくり食べられる、ということで「スローフィーダー」とも呼ばれています。
スローフィーダーがなぜいいのか
近年、話題となっている「環境エンリッチメント」。最近は動物園でも、野生の環境下に近い形で展示・飼育されている事例をよく見かけますよね。
そういった事例のように、自然界での行動に基づいた環境を用意し過ごさせることは動物にとってストレスの軽減に繋がると言われています。そして環境エンリッチメントは、動物園のような場所だけでなく一般家庭のペットたちにも広まりつつあるようです。
その中でも、動物の食事にフォーカスされたものを「採食エンリッチメント」と呼びます。
わんこは元々オオカミのルーツを持ちます。獲物を捕え、解体しながら自分の食べ物を確保していた生き物。当たり前ですが、本来はご飯が定刻にお皿で出てくる環境ではありません。
だからこそ、スローフィーダーを使ったり、餌を隠して探索させなが与えるなど「食べるために五感や体の機能を駆使する」ことは、わんこの「食べたい!」と思う気持ちを高める可能性を秘めているんです。
しかしながら、わんこによって個体差はあります。
ずっと餌皿でご飯を堪能できていたのに「急に食べにくくなった...」と思うわんこもいるでしょう。実際コングであげてもすぐに諦めてしまう、というわんこもいます。
我が家での実践
愛犬きなこの場合は、元気いっぱい、体力無尽蔵タイプで日頃の発散不足が課題でした。
部屋でのいたずらや吠え対策に、スローフィーダーを導入しました。
コングは先が細く口が入らないということで諦めやすかったため、使ってみたのはこちらのアイテム。
タップルはコングより口が広く、食べやすい設計。
マットはより水分の多いフードをペロペロとなめて食べるアイテム。(我が家はペーストフードにも使ってますが)
ちゅーるをあげてるご家庭だとおすすめかも。
上記を2個ずつ、合計4つまとめて購入しました。
ご飯はウェットフードだとコストがかさむため、いつものドライフードをふやかしてペースト状にして詰めています。朝、散歩から帰宅したら1日分をまとめて作り、夕食の分は冷蔵庫に入れて保管。夏場は冷凍庫に入れて凍らせフードにしています。気分は離乳食。
舌で舐めて溶かすことで、より一層食べるのに時間がかかるようです。実際、すごく集中して食べてくれます。
その効果は...
目に見えて発散不足が改善された、というほどではありませんが、これを与えつづけることでクレートの中ではだいぶ落ち着いて過ごせるようになりました。
現在も、ガムなども併用しながらきなこが集中して発散ができる環境を整えています。
それよりも効果が出たのは、フードの食いつき。
偏食気味で今までなかなか食べてくれなかったフードも、最近はしっかり食べるようになりました。普通にあげるよりも手間はかかりますが、導入してよかった〜と思います。
ちなみに、ドライフードで与えたい場合はコロコロ転がすなどわんこが工夫することで少しずつフードが出てくる知育トイもあります。
手軽に取り入れられる採食エンリッチメント。最近は本当にたくさんのアイテムが売ってます!
最近は回し者かのように色んな人にタップルをおすすめしまくっていますが...笑
本当に、相性はさまざまだと思います。
ぜひ、おうちのわんこにピッタリのアイテムを探してみてくださいね。
それでは〜。
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