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HSP子、思いがけずママンになるのお話

これはまだ自分がHSPだと知る由もない頃のお話。
周りの人に「変わってるね」と言われることはあったけど、20代は友だちや彼氏に囲まれて、仕事はヒーヒーしながらもなんとか楽しく暮らしていました。 

HSPなんて言葉は知らず、=自分が繊細さんであることも、認識さえできておらず。
他の人とはちょびっと違うのかな、くらいの気持ちでした。
なんなら周りの人変わってるなくらいに思っとりました。

結婚出産についても、周りの友だちのように当たり前とは思えず。
自分が親になるなんて、小さい頃からまっっったく考えられませんでした。なぜなら..

・人間関係が苦手(でも居心地いいところなら顔を出すので知り合いが増えてゆく)
義理の家族やこども関係大変そう..

・体力がない(こどもを育てる自信もない)
ロングスリーパー、寝るの大好き♡

・お金が心配(離婚した両親はいつもこれで揉めていた)

・自由でいたい(パーソナルスペース・1人時間も大事!)

ところが気がつけば30手前にして結婚。30代前半には2人のベイビーに恵まれました。(本人がイチバンびっくり⭐︎)

同じように結婚出産したくない若者たちはいますか?なぜ私は生きづらさをかかえつつも、結婚して出産の道を歩んだのでしょうか。

それは、おとっぴー(旦那さん)が、スーパーモーマンタイ(無問題・何も気にしない、考えない)お髭ボーイ(髭は関係ないかもしれない)だったからです。

私はHSPの特徴からか、相手の感情に共感し過ぎてしまい、自分を持って行かれてしまうことがしばしばありました。
恥ずかしながら、大学を卒業してすぐに人の話を聞く仕事に就いたのですが、
まあ〜のまれるのまれる。振り回されて冷静な判断など、なかなかできません。

休みの日も電話がくることがあったので、どこか落ち着かない気持ちだったし、休み明けに自分がいない間におきた色々な問題を知るのがとても怖かった。
今思えば、私1人では到底どうしようもないのに、自分がなんとかしなければという責任感でした。どうにかできる技量もなかったのに...

そんなこんなで仕事の疲れを癒そうと、休みの日
は割と活動的な遊びをしていました。別世界に気分転換したかったのです。
2.3ヶ月ごとの小旅行、ライブや飲み会、パラグライダーやダイビング...

遊んだ後は満たされるものの、疲労は蓄積するばかり...思い切り遊んだ次の日は死んだように寝る日が多かったです。

何を伝えたいのかと言うと、結局活動的な一面もありつつ繊細な私は、その頃自分取説というものの存在を知らずに、その場その場で動いて疲れ果てていたのです。

なにかに夢中になっている時は良いものの、ふっと虚しくなったり、マイナス思考にとらわれ落ち込むことも多かったです。

そんな時出会ったのは、前述の通りのおとっぴーでした。

おとっぴーは普段はぼーっとして目立つタイプではないものの(大変人見知り)、
たまにボソッとツボを得たことを言う、ちょっと気になる存在でした。

自分からあれこれ企画するタイプではなく、周りに合わせる穏やかな人だったため、忙しなく動いて疲れ果て冬眠する私には、落ち着ける人となりました。

さほどこだわりがないため、アクティブ系の私の趣味にも付き合ってくれるし、疲れた時は2人で静かに図書館に行ってそれぞれ本を読むこともありました。

この塩梅がとても心地よかったのです。

なによりぼーっとしている割に、スーパーポジティブで、でもそれを他人に強要はしない。
自分が好きで、他人にはあまり興味なし。

なので彼の様子を見て、こんな考え方があるのか、自分は捻くれていたなどの新しい発見がありました。
そして、その凪のような性格で私が振り回されることはありませんでした。

さらに私が疲れ果て家事ができなくて家の中が散らかり酷すぎる時も(こどものころ部屋が汚すぎて父親に「豚小屋か!」言われたことがある程ヒドイ。...豚に失礼)、
おとっぴーはその状態を目の当たりにしてもまるで気に留める様子もなく、いつも通りなのです。

注意するわけでもなく、片付けるわけでもなく。無。

ああ、こんな最悪な状態を見られても、嫌わないでいてもらえたと、安堵したのでした。

そんなこんなで恐れていた結婚にも、出産にも、まあなんとかなるかと前向きになれたのです。

もちろんおとっぴーにも苦手なことは沢山あって..めちゃくちゃ「なんでやねん!!!」とつっこみたいことは山ほどあります。

もし機会があったら伝説のおとっぴー編もいつか!

お互いの凸凹を埋めるように、持ちつ持たれつやっております。

HSPでも、なんとか結婚してママンになったはじまりの頃のお話でした。

でもでも繊細さんてやっぱ大変。

特にこどもができてからは、ペースが乱されまくりで本当に!ほんとうに!並大抵ではありませんでした。

ああ、もっと早く自分の特性に気づいていたら、もっと楽しく無理なく子育てができたんじゃないかしら。
私が愛用していたグッズはHSPママンならではだった?!

今後、そんなお話に続きます☺︎

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