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【白玉饅頭】佐賀から「月見うさぎ」到着!

昨日は、岡山から届いたブドウを紹介いたしました。今日は、僕が東京営業所をつとめている、佐賀の老舗和菓子屋さんから届いた逸品をご紹介いたします。この商品は、今年から老舗が新たに挑戦しているクラウドファンディングで目標を達成して送られてきたものです。

元祖吉野屋さんは、明治から100年以上続く白玉饅頭屋さんです。白玉専業で6代目まで続いている、って凄くないですか?ふつうは、和菓子屋さんがたくさんある商品の一つとして「白玉」を作っています。その「白玉」との大きな違いは、粉から自分たちで作っているということです。

和菓子屋さんの前で、大きな袋に入った「白玉粉」の袋を見たことはありませんか。たいていは、粉になった状態のものをまとめて仕入れています。それを吉野屋さんは、自分のお店で毎朝必要な分だけ「搗いて」るのです。「挽く」のではなく「搗く」。それにより独特の歯ざわりが生まれます。

その原料となるうるち米は、白玉に最適な品種のものを地元の契約農家で作ってもらっています。ほかの原料としては、小豆、砂糖そして少量の塩だけ。139年続く製法で、真面目に作られています。だからこそ、地元のお客様に愛されてきたのですね。

選び抜かれた小豆で作られた品の良い甘さのこし餡を、独特な白玉生地で包んだ佐賀の白玉饅頭。保存料を一切使用してないため、賞味期限は1日限り。東京の方には、全く馴染みのないお菓子です。しかし、近年は冷凍保存の技術が発達し、東京でも美味しい状態でいただけるようになりました。

ご注文いいただいてからの製造・発送となりますので、しばらく時間はかかるのですが、Amazonでも注文できるようになってるんですよ!2時間くらい自然解凍していただくのが、一番手軽で美味しいです。お茶はもちろんですが、コーヒーにも良く合います。

当然、グルテンフリー。自然派志向のお菓子です。

コロナでお土産需要が減ったことで、全国の多くの和菓子屋さんが苦境に立たされています。もちろん吉野屋さんもダメージはあったのですが、近隣の方々の自家消費に支えられて最悪の状況は避けられています。そして、200年続く白玉饅頭屋を目指して、6代目は今年新たな挑戦を始めたのです。

その姿を、僕はめちゃくちゃ応援しています。

東京営業所を開きましょう、と堅く握手をし合ったのは今年の2月。興奮しすぎて僕はぶっ倒れてしまいました(本当の話しです)。それ以降、吉野屋さんの努力は少しずつ実を結んできています。4月に挑戦したクラウドファンディングは、サポーター325人、応援購入金額1,504,500円となりました。

きっかけとなった僕の料理王国の記事は、いまはクローズしているようですが、地元の人々に139年愛され続けている最強コンテンツは、ネットを通じて今後広まることは間違いないと思っています。なぜかというと、

①地元だけで愛されてきた最強コンテンツ
②技術の進歩でそれを遠くでも消費可能になった
③ネットの進歩でその魅力を多くの人に伝えることが可能になった

これだけ条件が揃えば、間違いなく未来は明るいですよね。それに吉野屋さんと僕の出会いのストーリーが加わります。これはまさに、NHKの逆転人生的な展開じゃないですか。まだまだお伝えしたいストーリーがあります。これから、徐々にご紹介していきますので楽しみにしてください。

料理王国さんの記事、見つかりました!

現在、渋谷で気軽に白玉饅頭に出会えるイベントを企画中。それに向けて、佐賀と東京でzoom会議を重ねています。一方で大変な状況もありますが、そのなかで次の世代のためにできることをやり続けています。元気な6代目と奥さんと一緒に、仲良くともに前をみて進んでおります。

次回は、渋谷の件を発表できると思います!お楽しみに。

文系ヒロ@白玉饅頭元祖吉野屋東京営業所 でした~♡

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