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【書店さんを元気にする全国出張】広島市編 5/30

本日の移動距離140.3km 歩数11,189歩

朝がた東城を後にし、車で福山まで送っていただく道すがら、ウィー東城の佐藤社長にたくさんお話をうかがいました。全国の書店さんの経営状況が良くなるよう、多くの方と一緒に道筋を作っていけたらと感じました。

鴨ブックスが「出版社の利益率を下げ書店様の利益率をあげるファーストペンギン」になったのは、そのきっかけでしかありません。他にもたくさんできることはあって、その全てが書店経営改善に取り組む同志なのです。

総論賛成/各論反対じゃなくて、総論賛成/各論協力でいきたいものですね。

山から街に下る道の開けた美しい景色を眺めながら、僕の頭の中には井上陽水の「闇夜の国から」が流れていました。「闇夜の国から二人で舟を出すんだ/海図も磁石もコンパスもない旅へと」「流れ星 願いごと 消えないうちに早く」(^^♪

本日は、5軒の書店様にご挨拶いたしました。旅の途中で色々な方にお話をうかがう中で急遽会いたくなる方がでてくるのは、よくあること。その場合アポはないわけですが、身も細めて恐縮しつつ失礼覚悟で突撃してしまうことも。もちろん大変なレアケースです。

そんな時、店員さんに優しくご対応いただけるともの凄く嬉しいです。普通は「忙しいのにノーアポで営業に来んじゃねぇ」ってなるじゃないですか。もちろん甘えてはいけません。今後も事前にアポを入れるルールは守ります。お名前までは書けませんが、本日はありがとうございました。

さて今回、ご紹介させていただく2店舗は事前にアポをとらせていただいたお店です。先方は鴨ブックスのことも事前にお調べいただいていて、とてもお話がしやすかったです。鴨さんのYouTubeも観てくれていて、書店さんの利益率を20%から30%に改善する出版社ということも知っておられました。

とくにエディオンさんは、その名の通り家電のお店なので、ご対応いただいた方はもともと家電店の方だったそうです。自らの希望で書店員になられたとのことで、その目には「希望」が宿っており従来の形にとらわれない変化への柔軟性を感じました。

▼エディオン 蔦屋家電様

▲黒い髪に白いペンで手書きで書かれたPOP
色々な所に店員さんの個性があふれるPOPがさりげなく置かれていました。本の表紙で訴求(面陳)させたおしゃれな売り場で、このPOPが最後の一押しになるのは想像に難くないです。また書店員さんがお薦めコメント付きで本を紹介する冊子をお作りになるようになってから約1年。その冊子を求めて来店されるお客様も増えているそうです。
▲ひとり出版社「ブルーモーメント」の展開
オードリー、シャネル、マリリン。憧れの女性の生き方を次々に本にまとめておられる作家の山口路子さん。数年前に立ち上げられた、ひとり出版社「ブルーモーメント」の本をこれだけのボリュームで多面展開されている書店さんを僕は他に知りません。そしてそれが、化粧品なども扱っているこの店の雰囲気や空気感にあっていました。エクセレント!

▼MARUZEN 広島店様

▲晴れた日には空を読み、雨の日には本を読む フェア
丸善さんの他のお店でもお見かけしたフェアでしたが、この店は傘も併売して棚も2列で大々的に展開されていました。選書も他のお店では無かった本が並んでいて、オリジナリティを感じました。これからの梅雨シーズン、『天気の子』とかあらためて読んでみようかと思いました。入ってきた商品を並べるだけではない書店員さん、素敵です!
▲レジ前のポップアップ「めっっちゃ!?」
「っ」が一つ多くない!?すごくよく売れているそうですが、おやっと思わせるポスターにも理由がありそうですね。ツッコミどころというか、余白を設計できているということなんだと思います。レジ周辺は、土日などかなりのお客様が滞留される場所です。待っている間に思わず手に取って、一冊多く買ってしまう、そんな姿が見えてきますね!

(おまけ)自腹出張グルメ

▲コウネの炙り焼き
「広島じゃけぇ!」というキャッチコピーを見て、最初はお好み焼きの一種だろうと思いました。でもお店の方にきいてみると、コウネとは他県ではあまり食べない牛肉の部位だということがわかりました。両前脚の間にある肉なのだとか。よそでも食べられてはいるのですが、「コウネ」という名前で生活に根差しているのは広島ならではなのだそうです。コリコリしていて旨味もあり、瀬戸内レモンと藻塩、オニスラとの相性が抜群でした。


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