累計4万部突破。話題の本『コミュニケーション大全』(鴨頭嘉人著)から優しくなるための技術を学ぶ①
YouTube講演家・鴨頭嘉人の著書『コミュニケーション大全』は、8月の発売以来順調に版を重ねすでに累計43,000部のヒットとなっています。人と会う機会が急激に増え、本書への関心の高まりが感じられます。そこでこの記事では、人と接する際に「優しくなるための技術」を本書から抜粋で紹介していきます。
全員の取れ高を設計する
〜優しくなるための12の技術〜
具体的で今すぐ実践できる「優しくなるための12の技術」についてお伝えしたいと思います。
とはいえ、あなたの現在のレベル・環境によって、簡単に取り組めるものもあれば、すぐには実行に移せないものもあるかもしれません。
大切なのは、1つでもいいから挑戦してみること!それでは、いよいよ優しい人になるための「具体的な行動」に移りましょう。
優しくなるための技術❶ 自分の情報を先に伝える
僕には食べ物の好き嫌いがあって、キノコと魚介類が食べられません。誰かと会食する際には、事前にそのことを必ずお伝えしています。
会食会場が魚介の専門店だったり、出された料理にキノコが使われていると困るからです。
ここで「困る」のは誰かというと、一見すると僕のようですが、それは違います。僕はその料理を食べなければいいだけで、まったく困りません
本当に困るのは、「鴨頭さんを喜ばせよう」と考え、準備してくださった相手の方なのです。
せっかく用意した料理が無駄になり、しかも、「鴨頭さんに申し訳ないことをした」という気持ちを相手に抱かせてしまいます。
だから、「先に伝える」は「優しさ」なのです。
<point> 自分の情報を相手に渡す
優しくなるための技術❷ された質問は相手にも返す
「海外旅行に行ったことある?」と尋ねられたとします。
「私、いろんな場所に行ったことあるよ! 中国と、アメリカと、フランス!! フランスは何がすごいのかというとね……♪」
このように延々と話を続けると、質問した相手の表情は次第に曇ってくるはずです。
そもそも、なぜあなたに、「海外旅行に行ったことある?」と聞いてきたのでしょうか?
それは、自分が海外旅行の話をしたかったからです。
人から投げかけられた質問には、「自分がそのことについて喋りたい」という意味合いが含まれる、その確率はかなり高いです。
なので、された質問は、基本的にはそのまま相手にも返すよう心がけましょう。
「ねえねえ、夢って何?」
そう聞かれたら、一方的に自分の夢の話ばかりをしていてはダメです。
自分の話はできるだけ短めに切り上げて、「ちなみに君の夢は何? 聞かせて」と同じ質問を返すようにしましょう。
<point> 相手の「聞いてほしい」を意識する
本書では「優しくなるための12の技術」が全て紹介されています。その他にも「多人数向けスピーチの10の極意」「オンラインコミュニケーションの4つの極意」など具体的なノウハウ盛りだくさん。そのような学びだけでなく、最後は土台に立ち返っています。まさに読み応え十分!大人気講演家の集大成ともいえる本書を読んで、これからのコミュニケーション爆発時代に備えましょう。
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