やさしい漢方入門・腹診 第九回「お腹のセルフケア」
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漢方の診察で必ず行われる「腹診」。指先で軽くお腹に触れるだけで、慣れた先生になるとこの腹診だけで大凡の患者さんの状況や見立てができるといいます。「でもそんなこと難しいでしょう」と思うところですが、本連載の著者・平地治美先生は、「基本を学べば普通の人でも十分できます!」と仰います。そこでこの連載ではできるだけやさしく、誰でも分かる「腹診入門」をご紹介します。
お腹で分かるあなたのカラダ
やさしい漢方入門・腹診
第九回 「お腹のセルフケア」
文●平地治美
セルフケアの基本は“温めること”
これまでの回では、腹診で気になる症状をみつけて自覚し、その養生をすることをお伝えしてきました。
今回は予防編。日常的にできるセルフケアをまとめていきます。
お腹のセルフケアの基本は「温めること」です。暑がりで汗かきの方でも、お腹を触ってみると冷たいことがよくあります。
連載の第3回でも紹介しましたが、お腹を触ると冷たい人は、以下のような傾向があります。
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