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放送大学大学院(8) 「アカデミックスキルズ」(必修科目)
■内容
修士1年の前半に履修したオンライン科目「アカデミックスキルズ」。これは必修である。基本的な研究の手法や心構えを説くものだ。
「これまでずっとやってきたことだ。そんなことは知っている」と思ったり、「方法は何となく知っていたけど、こういう理由だったのか」と思ったり。あるいは、知らなかったこともあった。基本的に面白い授業である。
研究をするについて必要なことを一から叩き込み直す。
「学部レベルのことは忘れろー。洗い流せー。ここは大学院やでー」ということなのだろう。赤子になった気で受講するとよい。
■レポート
レポートが2本ある。課題は先生から指示される。
僕のゼミの場合は、4月~5月のゼミで自分が読んでいる参考文献を提出していたので、まさに僕が読んでいる論文について出題された。
「あなたが分析している「A」という論文について、どのような論証方法が用いられているか。また、それは妥当か評価しなさい」みたいなものだった。
字数制限は1000字程度。この分量にまとめることの方が難しい。おそらく「言いたいことを1000字でまとめる」ということを通し、「オッカムの剃刀」的な思考法を養おうという意図もあるのかも知れない。
1000字は、学部や大学院の授業・記述試験でも用いられる字数制限である。おそらく、「1つの主張の本質を表現するのに、1000字以上を費やすべきではない」ということなのだろう。これを「放送大学の剃刀」と名付けよう。無駄に冗長に書く僕は、耳が痛い。
■なお…
どうでもいい話だが、成績はマルAであった。
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