これからの時代のバズる法則「ACE」
以前、「SUCCESs」という記憶に残させる情報の法則を紹介しました。今回は「SUCCESs」の上を行き、情報を拡散させるための「ACE」について紹介したいと思います。
まずは「SUCCESs」のおさらい
Simple 単純明快
Unexpected 驚き&もっと知りたいと思わせる
Concrete 具体的に想像できる
Credible 統計や専門家の裏付けがある
Emotional 感情に訴える
Stories ストーリーを想像させる
この6つを守るだけで、人に強い印象を与えることができます。例えば、CMやプレゼンなどの時間が限られた場では特にこの法則が使われています。少しこういったことを考えながらCMを見てみると、少し違って見えるかも。
ただこれだけでは、一方的なメッセージでしか使えません。CMで人にものを買ってもらったり、人を惹きつける話し方をしたりできるかもしれません。しかしこれからの時代では、多くの人の「参加」を得たものが成長しています。例えばTikTokやYouTube、このnoteも参加型システムです。ビジネスでなくとも政治的な運動では、特にこういった周りの参加が重要になります。その場合重要なのは「ACE」の3原則だけです。
「ACE」で拡散させる
ACEはActionable、Connectable、Extensibleの頭文字になります。たった3つですが、現代のネットワークが発達した社会では成功に不可欠な要素になります。
Actionable
Actionableとは行動のしやすさのことです。どんな小さなものでもよいので行動をうながすような仕組みが重要になります。例えば、BazzFeedというニュースサイトはシェアさせることを目標として記事を書くことで、ネットで有名なニュースサイトになりました。アイスバケツチャレンジという寄付の取り組みでも、シェアという小さな行動を促しました。
ということで、まずはどんな小さなことでもいいので人が自ら行動したくなる仕組みを作りましょう。
Connectable
Connectableとはつながりを作るということです。それをすることで仲間や友人を作ることができると、みんな主体的に動くのでおのずと広まります。アイスバケツチャレンジでいうと、有名人や友達とつながっている感覚というのがConnectableになります。アイスバケツチャレンジでは次の人を指名する必要があり、多くの人とのつながりを感じられる仕組みになっています。
Extensible
Extensibleは拡張性です。自分なりのアレンジができることも重要です。各参加者がアレンジを加えられることで長いブームを生むことができます。アイスバケツチャレンジでいうと、Youtuberがビキニを着たり氷を被らずに寄付をしたりと変化が付けられます。TikTokなんかも自分なりのアレンジができるところが若者に受けているポイントです。
以上で情報を拡散させる(バズらせる)ための方法を紹介しました。今までは強い印象を与えるだけで良かったのですが、時代とともにつながりや個性を重要視するようになってきました。それを上手く利用するためにも人々の欲求を知っておくことは重要でしょう。
何か発信するときやサービスをリリースするときは一度「ACE」を振り返ってみて、簡単に追加できるものがないか考えてみてください。
参考:NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ
ジェレミー・ハイマンズ、 ヘンリー・ティムズ
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