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ちょっとしたサメ知識

今回はサメについてちょっとした雑学でも紹介しようと思います。

ホオジロザメは怖くない?


サメといったらどんなイメージでしょうか?
まず初めに思いつくのが、映画ジョーズを思い浮かべると思います。大きなサメが人を襲うシーンが印象的ですね。

しかし現実はあのようなサメはいません。ジョーズで有名なホオジロザメですが、実際に人を食ったホオジロザメというのは未だに見つかっていません

しかもサメに襲われて死んだ人というのは過去50年間を調べても、たった50人しかいません。この数字はとても少ない数字で、1年に一人ペースでしか死なないということは、宝くじに当選する確率よりも圧倒的に少ないということです。

しかしサメが危険というイメージは簡単には拭えません。例えば海水浴場でサメを見かけた場合などには、海水浴場を出入り禁止させたりします。実際に起きた事件の数を考えてみると、サメが人に及ぼす影響というのはほとんどないということがわかるはずなのに、です。やはり印象というのは怖いものです。

キャビアの話

話は変わりますが、皆さん世界三大珍味というのをご存知でしょうか?トリュフ、フォアグラ、キャビアの三つです。このうちのひとつのキャビアは、チョウザメの卵ということはご存知の方も多いと思います。実はこのチョウザメ、サメの仲間ではないのです

皆さんこのチョウザメのことをサメの仲間だと思いがちですが、実はシーラカンスと同じで古代魚の仲間なのです。 そして他にも勘違いされがちな魚として、コバンザメがいます。コバンザメもサメの仲間と思われがちですが、これもスズキ目の仲間です

じゃあなぜ名前にサメがついているかというと、「サメに似ているから」です。まぎらわしいですね。(笑)

サメを食べる

皆さんサメを食べたことありますでしょうか?サメを食べるといえば、フカヒレを思い浮かべるでしょう。しかし、サメも他の魚のようにほとんどの部位が食べられます。

サメは日本でもかなりの量が水揚げされており、サメの水揚げ量は年間3万トンです。これはマグロの1/100、カツオの1/10の水揚げ量を誇ります。想像されてたよりも多いのではないでしょうか。

地方ではローカルフードとしても取り上げられており、皆さんも是非一度食べてみてはどうでしょうか?


今回はサメに関する豆知識を紹介しました。サメに関して正しい知識を持ってもらえると、これからは不必要にサメを怖がらなくて済むかもしれません。


参考: ほぼ命がけサメ図鑑  沼口 麻子

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