Z世代にはこれからは音マーケティング?!トレンドから紐解く広告・SNSの戦術
先日株式会社D2C Rが実施していた「トレンド・広告/SNSから紐解く-“Z世代×音”マーケティング ~音マーケティング2022~>」と題したウェビナーに参加し、インプットした内容をここでアウトプットすることとした。
ご登壇されていた企業の面々は以下。
D2C R
テテマーチ
Z世代のトレンドは音?!その理由とは?
上記グラフは普段音に触れている割合を、Z世代を含む69歳までの全体の傾向とZ世代単独で比較しており、Z世代の方が音への関心が高いを示したものである。
さらには音声の方が情報収集するにあたって効率がよいといったデータも出ている。
その他にも様々な出典を本ウェビナーの中では紹介されている中で、就寝時間以外は、基本何かをやりながら音声を聴いている『ながら聴き』が根付いているという傾向を示していた。
Z世代のトレンドアイテムは?【2022年11月現在】
LinkBudsという穴あきイヤフォンがいま流行っているのはご存じだろうか?これまでのイヤフォンは外の音を遮断するように、耳との密閉を強化していたが、これはあえて外の音を遮断しないように作られているのだ。
これは外からの音もしっかりキャッチしたいという、Z世代の『ながら聴き』に対応した商品コンセプトがウケているのだという。
またゲームも音ゲーが長くトレンドとなっている。これはボカロ(ボーカロイド)世代である特徴が強い。今や声優やVRアイドルの推し活もこのカルチャーから派生しているのだと頷ける内容だ。
お菓子ではグミが大流行している。グミと言えばぐにゃぐにゃのソフトな感じを想像するが、Z世代でとりわけ流行っているのが弾力が強いハードグミである。
ASMR(Autonomous Sensory Meridian Responseの略)がSNS上で流行っており、いわゆる咀嚼音を楽しむものである。ハードグミのコリコリとした咀嚼音がたまらないのだという。
このASMR、博多阪急でイベントとして実際実施した事例もある。
ここまでくると、この音に対する効果は無視できないものである。
個性を大事にし、多様な価値観を持つZ世代
筆者の子どものころはゲームこそはあったものの、Windows95が登場し世間をにぎわした10歳頃でも、そんなにインターネットは普及しておらずまだまだといった感じだった。
そんな私世代は情報接触は基本テレビ、ラジオ、雑誌である中で、Z世代はすでにネット上で自ら知りたい情報を検索する術を身に着けているわけだ。
実はテレビでもラジオでも接触側が自分らしいものと判断すれば、今も過去もなんら変わっていないのだが、今や個人で発信でき情報が溢れかえっている中で、本当の自分らしさが何なのかを日々検索し得ているのだと私は解釈している。
知名度より自分にFitするかどうかが大事
筆者が高校生の時は、ChanelやGucci、Fendiといったハイブランドに興味を持ち、エビちゃんやモエちゃんのようなモデルに憧れる女子がたくさんいたものだが、今はハイブランドがどうとかではなく、自分が本当に必要かどうかといった本質的な価値を重要視するのだそうだ。
筆者はそう思ったのだが、今はSNSがライフスタイルの一部になっていて、発信者として自己表現できるツールになり得るのか?を価値として見出していると感じた。
発信者とはSNSで投稿する人だけを指すのではなく、発信はしなくとも情報取得した人が、知人や友人に教えるのも発信者である。教えたことで相手から「すごい」「おもしろい」「物知りだね」といったポジティブ反応が返ってくることで、自己表現が達成されるといったロジックだ。
国内での各SNSの特徴を再認識しながら、Z世代と向き合う
上記は総務省による2019年度のデータとなるが、10-20代もまだまだTwitterとInstagramは強い。とはいえTikTokは、2021年度に『TikTok売れ』がトレンドになったこともあり、急速に伸びているのは間違いない。
この結果を見れば、10代だからTikTok、30代以上はInstagramで、40代以上の特に男性層はFacebookだ、といった決めつけは絶対よくない。
40代以上は仕事や家事に追われ、新しいものを積極的に取り入れる時間は少ないので、慣れたSNSで好きな時に見るのが一般化している中、Z世代は自己表現の一部として、新しい何かを積極的に探し共有するという『ライフスタイルでの制約』が本質的なものだと筆者は捉えている。
最近はTwitter SpacesもZ世代の中ではトレンドであり、音声を使ったグループコミュニケーションが特徴である。
インスタもリール投稿に力を入れており、利用ユーザーの20%がリールしか見ていないといったデータもあるくらいだ。
すでにアメリカでは、ポッドキャストのショート音声コンテンツが人気だったりと、今後日本へ持ち込まれそうな要素もある。動画だけでなく音声を使ったマーケティングは激化することが予想される。
まとめ
Z世代は他の年齢層より音声に触れる機会が多い
何かをしながら聴く「ながら聴き」が一般的である
音声に特化した商品やコンテンツも増えており、Z世代特有のカルチャーが根付いている
SNSを起点とした自己表現ができることを本質的な価値として考えて、情報取得・購買を行っている傾向がある
TikTokが中心ではなく、YouTube、Twitter、Instagramなど他のSNSも横断しながら情報接触している
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