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【なぜ?】春華堂が東京・原宿に「HOW‘z」をオープンする理由を聞いてみた

今日どうだった。
「HOW’z(ハウズ)の中の人です。」
これから、HOW’zでの出来事を皆さんにお届けしていきます。どうぞよろしくお願いいたします!


そもそも「HOW’z」って?

「HOW’z」は、2024年11月8日、春華堂が東急プラザ原宿「ハラカド」3階にオープンするカフェレストランです。“CREATE by LOCAL”をテーマに、全国の地元食材を使ったお料理と団らんのひとときを楽しめるお店になっています。ちなみに、店名は食事の際によく耳にする「How was your day?(今日どうだった?)」に由来しています。

しかし、そもそも、なぜ春華堂が東京・原宿でカフェレストランをオープンするのでしょうか……?

そんな疑問をぶつけるために、HOW’zを率いる春華堂専務取締役の間宮純也を直撃!浜松を中心に活動してきた春華堂が、東京・原宿で何を実現したいのか、気になることをいろいろ聞いてみました。


クリエーターのアトリエに出店!?

出店のきっかけは、春華堂の姉妹ブランド「coneri渋谷」の限定パッケージのデザインを担当された、株式会社れもんらいふの千原徹也さんの存在だったそうです。ハラカド3階に同社の事務所が入居していることもあり「“つながり”を感じて出店を決めた」と間宮。

また、れもんらいふさんが入居しているハラカド3階は、同施設の中でアトリエ(クリエイションフロア)として位置づけられており、さまざまなクリエイティブ活動の拠点となることを期待されています。そこで、HOW'zは、同じフロアで活動するクリエイターだけでなく、シェフ、そして来店するお客様全員をクリエイターとしてとらえ、新しい価値を生み出すきっかけとなる場としてオープンすることを決めたのです。

「さまざまな企業やテナントが入居しているけど、つながりが生まれるところまでには至っていない。であれば、HOW’zがそのきっかけをつくる存在になりたいと思っている」(間宮)


日本各地の魅力をつなぐプラットフォームに

HOW’zでは、日本各地の魅力を発信したいと、間宮自身も各地へ実際に赴き、食材や器、家具など想いが詰まったものを厳選しています。

ソファーや椅子などはすべて間宮らが「お店にいらっしゃるお客様をイメージして座り心地を確かめながら選んだ」のだそう。1種類のソファーや椅子に限定せず、さまざまな作家・メーカーの家具が並んでいます。特にこだわったのはダイニングテーブル。「春華堂は特に一家団らんを大事にしている会社。本社でもダイニングテーブルを囲んで人との輪やつながりを大切にすることを意識しているように、HOW’zでもその想いを込めた」と間宮。

ただ、使用するソファーや椅子、ダイニングテーブルはHOW’zが進化していくにしたがって「ぜひ使ってほしいという希望があったら、採用していきたい。今は日本製のみだけど、海外のものでもいいと思う。HOW’zを通じて、家具作家さんやメーカーをつないでいく場にしたい」と語ります。

また、家具だけではなく、食器やカトラリー、食材も、これまでの春華堂がつないできたご縁をたよりに、各地に足を運んで厳選。これは、厳選したものにこだわって料理やドリンクを提供したいというHOW’zの想いを実現するだけでなく、「意外な効果も生み出している」と言います。

新潟・燕三条の大橋洋食器さんのスプーンとフォーク。左右対称になっているのが特徴なのだそう
冷たいドリンクを入れるとロゴの色が変化するグラス。どのように変化するかはぜひお店でチェックしてほしい
京都・金網つじさんの中華せいろも

「食材を調達するために郡山に行ったときに、現地の生産者さんから『まさか原宿で自分たちの食材が使われるとは想像もつかなかった』と言われた。自分たちがHOW’zで彼らの食材を使うことで、生産者のモチベーション向上にもつながっているんだと気づかされた。また、HOW’zで出す予定のとあるカクテルをつくっているマスターからも『もともと東京に出たいという夢を持っていたけど、歳をとってしまってあきらめた。だけど、この味を継承してくれると聞いてすごくうれしかった』と語ってくれた。HOW’zは、誰かが作ったものや想いを原宿で発信することで、さらに新たなご縁とつないでいくプラットフォームになっていくんだなと改めて思った」

クリエーターとのかけ算で何が生まれるのか楽しみ

これまで春華堂は、浜松で食を中心としてきた皆さんとご縁を結び、2年前には遠州・和栗プロジェクトがスタートし、さまざま企業や行政、地方ともつながりを作ってきました。そして、今回、東京・原宿にHOW’zという拠点を置いて、そのつながりをさらに広げていくことになります。

「私たちがこれまでつながりを持ってきた皆さんたちと、今度は東京・原宿で活動するさまざまなクリエーターさんたちをかけ算していく。原宿のカルチャーとかけ合わせていくことで、どんなものが生まれるのか、どんな話題を発信できるのかとても楽しみ」

そして、そういったつながりをつなぐきっかけづくりをお手伝いするのが、HOW’zで働くメンバーたちです。間宮いわく「結構面白いメンバーがそろっている」とのこと。

「一人ひとりが好きなものや得意なこととかをしっかり持っていて、個性があるメンバーばかり。HOW’zの企画づくりに参加してもらって、ここで働くことでメンバー自身も自分のやりたいことを実現したり、自分の可能性をさらに伸ばしたりできる場にしたい」

だからこそ、「オープン時は70%の完成度でスタートしようと思っていて、残り30%は伸びしろとして残しておきたい」と語ります。

「ここで働くスタッフも現状を維持しようではなく、ここからどうさらに面白い世界を作っていこうかなって考えてほしい。共創と共同で生み出せるカフェだからこそ、その想いを心の中に置いて、お客さんやクリエーターの皆さんと触れ合ってほしい」

次回は、オープン前の研修に潜入し、間宮が期待を寄せるHOW’zメンバーやスタッフにお話を聞きます。お楽しみに!

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