旧作劇場Vol.1 バーレスク (Burlesqueではないけれど)
オープニングの音楽、キラキラした夜の世界。
ボンテージ風の衣装や露出多めで”女”を価値として存分に売り出している世界で成功していく女の子の話。
夜の世界とか、エロス、アンダーグラウンドって何故か憧れちゃう。
そんな私みたいな人には打ってつけの作品。
GWを前に好きな映画について紹介してみることにした。
そのうえで困った点が1つある。映画を観る事は好きで色々を思いを巡らすのに、感想を語るが非常に下手くそ。
映画について語りたい思いはあるのに、うまく表現できないんです。
”核心まで書いてしまったら、実際に観たときの感動が薄れるかもしれない” ”思うことは自由であるはずなのに私の言葉を書くのは躊躇する”というような余計な考えが浮かんでは消え……。
ひとまず、思うままに記録してみた。人にお見せできるレベルではないけれど掲げちゃおう。書かないと上手くならないのだから。
補足:そういえば、バーレスクってご存じ?
バーレスク東京とかも今は有名になっているのかもしれないけれど、
バーレスクって字面を調べると有名な作品のスタイルや精神を誇張・歪曲して描く文学・戯曲・音楽のジャンルの事であるそう。
私がバーレスクの名前を知ったのは今回紹介する映画を観たから。そこから興味をもっていろいろ調べた結果、
私はバーレスク=脱ぐショーの事だと思う。
でもそれはストリップではないというのが大きなポイント。
いかにチャーミングに面白可笑しく、時に威圧的に、官能的に女体の身体を魅せながら脱いでいくショーの事だと思う。最終的に局部は見せないし、見る側のテンションも違う気がする。
過激な言い方になるけれど、この映画で描いているのはバーレスクではない。バーレスク東京のショーも私にとってはバーレスクではない。
(批判しているつもりはないし、それぞれに良さがあると思う。
バーレスク東京のイチゴさんのダンスもビジュアルもすごく好き!
そういう世界を知るための導入としてこの映画はよかったかな。バーレス クとしてではなく、作品として好きなので今回紹介する)
私の思うバーレスクはQUEEN of Burlesque2011
Ginger Valentineさんのショー‼‼
可愛いし官能的だし、エロいし、身体ってすごいってなるし本当最高なんです‼‼‼‼‼‼
いつか実際に観に行きたい……
この映画を観て、もっともっと官能的な世界に踏み込みたいと思った方がいたらぜひ動画を観てください、最高なので!!笑
音楽ダンスシーンは潔くキラキラしまくってて心地よい。バーレスクという題材にしてはエロ要素は少なく、アンダーグラウンドな世界の綺麗な面を描いている作品。って言っても偽物のおっぱいを付けていたり、バナナを陰茎に見立てている場面もすこーしあるので、家族で談笑しながら見る作品ではないのかも。
キラキした世界で成功するストーリーは見てて負担ないし、正直ストーリーはおまけとして扱っても良いくらい曲が良い。元気が出ないときやいい女気分を味わいたいときにBGMとして映画を流すのもおすすめ。ストーリーの中には所々、核をついてくる言葉もあるけれどそんなのは刺さる人に刺さればよい。映画ってそういうもの。
私自身も見られることは大好きだし、綺麗なものを見ることも大好き。
この映画に出てくる女性たちは女を売りにしているけれど女って強いのよって事も表しているように思う。
と、まあ。好きな映画第一弾としてバーレスクについてかっこつけて話してみた。この作品のアピールポイントとしてはクリスティーナ・アギレラ主演、シェール助演っていうところなんだろうけれど、なんだかそれ以外の部分で紹介してみたかった。好きな映画だけど大きなストーリーとしてはのひねりがそんなにない、王道サクセスストーリーにも思える。でもその運びの中で、気の強い女と女のバトルみたいなやり取りとか、好きな男がゲイチームの打者だったとか、婚約者がいるのに縺れる愛とか、お店の運営を取り巻く思惑についても割と踏み込んで描いてて私は好き。
前半はキラキラした世界、後半はお店や人を取り巻く部分に踏み込んでいて面白いんだぁ、これが。(語彙力の限界)
ゲイだとか、恋愛だとか、仕事だとかそういうのを超えた人と人のつながりや、愛着を持った場を守ろうとする必死な姿から学ぶことは意外とシンプルなのかもしれない。