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ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」(第十八章)
NFTアートは、全く価値がなさそうなものに価値がつくという不思議なもの、という印象が強い。
NFTアートとして売られているものも様々だが、画像と動画にしぼって考えると、本質はメディアアートだ。
メディアアートを理解することは、NFTアートを理解することにもつながると思い、東京藝術大学の「メディア芸術史」の授業でテキストとして使用されている、ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」という論考を読み始めた。
「複製技術時代の芸術作品」が収録されている本は様々あるが、解説付きのがほうが分かりやすいと思い『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』を使用している。
建築の例(第十八章)
・くつろぎと精神集中は対極
・くつろぎ→作品を自分たちの中に取り込む
・精神集中→自分が作品の中に入り込む
・建築はくつろいで受容され、しかも集団によって受容される
・建築の2つの受容のされかた
・使用すること(触覚的)=慣れという方法
・鑑賞すること(視覚的)=注目という方法
・歴史の転換点にて人間の知覚の諸課題は、静観(視覚的な方法)だけでは解決できない
・諸課題はどの程度まで解決可能かは、くつろぎを目安として点検できる
・映画はショック作用をもって、くつろいだ形態の受容に対応している
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