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「つまらない本」こそが最高の教科書!? ぼくが見つけたアイデア錬金術

「つまらない本」って、じつは宝の山だってご存じですか。

「この本、なんかイマイチだなぁ」

そんなため息をつきながら読んでいた本が、じつはあなたの成功への近道になるかもしれません。

ぼくは5年間で1,000冊以上の本を買ってきましたが、Kindle本づくりにおいて、もっとも学びが大きかったのは、じつは「がっかりした本」からでした。

その経験を、先日発売開始した『成功はゴミ本のなかに』という本に詰め込みました。

今回は、そんな「がっかりした本」から学ぶ、新しい方法についてお話しします。


なぜ反面教師が最高の教科書になるのか

本には、読んで心が躍るような本もあれば、正直なところ「これはちょっと...」と思わず天を仰いでしまうような本もあります。

すばらしい本から学べることは、もちろんたくさんあります。

でも、ちょっと待ってください。

その成功の多くは、著者の卓越した才能やユニークな視点に負うところが大きいです。

たとえば大ベストセラーの『バカの壁』。

この本は確かにすばらしい内容ですが、それは養老孟司さんという特別な方だからこそ書ける内容でした。

「じゃあ、ぼくたち一般人はどうすればいいの?」そう思いますよね。

じつは、答えは意外なところにあります。

それは、「イマイチだなぁ」と感じた本の中。

その理由は単純です。

その本を手に取ったということは、そこにあなたの「読みたい」というニーズがあった証拠。

でも、期待が満たされなかった。

つまり、そこには確実な市場があるのに、まだ誰も適切に応えられていない領域が存在するということです。

これならば、自分に卓越した才能やユニークな視点がなくても、本を書くことができます。

よくある「ゴミ本」の特徴

では、具体的によくある「ゴミ本」の特徴を見ていきましょう。

まずもっとも多いのが、「情報の薄さ」です。

Googleで検索すれば誰でも見つけられるような情報を、ただまとめただけの本。

確かに、情報をまとめること自体には意味があります。

でも、読者が本当に求めているのは、そこからもう一歩踏み込んだ洞察や、著者の実体験から得られた具体的なノウハウです。

次によく見かけるのが、「整理されていない情報の羅列」。

著者の知識や経験は豊富なのに、それが体系化されていません。

まるで、頭の中にある情報をそのままワープロに打ち込んだような印象を受けます。

3つ目は「自己満足な内容」。

これは読者のニーズを無視して、著者の伝えたいことだけを一方的に語る本のこと。

言い換えると、「読者への配慮不足」といえます。

具体的には、前提知識の説明が不足していたり、専門用語が多用されていたりします。

せっかくの良い情報も、読者目線で再構築されていないために、心に響きません。

「逆転の発想」で見えてくる成功のヒント

さて、ここまで「ゴミ本」の特徴を見てきましたが、じつはこれらを逆転の発想で見ると、成功のヒントが隠されています。

たとえば、「情報が薄い」という問題。

これを逆転させると、「独自の深い洞察を提供する」というポイントが見えてきます。

自分だからこそ語れる経験や、独自の調査から得られた知見を織り込むことで、読者に新しい価値を提供ができます。

「整理されていない情報」という課題からは、「体系的な情報設計の重要性」が浮かび上がってきます。

読者が自然に理解できる順序で情報を整理し、各章の関連性を明確にすることが大切です。

これにより、読者は迷うことなく本質を理解できるようになります。

「自己満足な内容」という問題からは、「読者との対話を意識した構成」というヒントが得られます。

読者の悩みや疑問を先回りして解消し、つねに「読者にとって何が必要か」を考えながら書いていくことが重要です。

これにより、読者に寄り添った伝え方ができるようになります。

まとめ

アイデアは意外にも、嫌いな本のなかにあることをお伝えしました。

「失敗から学ぶ」という視点は、誰にでも実践できる具体的な方法論。

ゴミ本を、違った視点でみることで、宝の山にかえることができます。

成功はゴミ本のなかに』では、ゴミ本の分析方法や、嫌いな文体をいかに自分の糧にするのかについてもふれています。

本書が、Kindle出版の一助になれると嬉しいです。


Kindle出版のヒントをまとめた本をご紹介します:

▶『はじめての個人出版
▶『アトミックブック宣言
▶『Canva無料フォント・セレクション


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