41歳でマンガ家デビュー！？『王様ランキング』作者の逆転人生物語がヤバすぎる

過去5年間で見たアニメのなかで、トップ5に入る作品が『王様ランキング』。

なんど泣いたことか...

おもしろいアニメがあると、基本的に原作も読むようにしています。

『王様ランキング』の原作はマンガ。

ですので、少しずつそのマンガ原作を集めています。（5巻まで買いました）

そんななか発見したのが、原作者によって書かれた『脱サラ41歳のマンガ家再挑戦』というエッセイマンガ。

マンガ家を目指してがむしゃらにマンガを描き、夢破れ、社会人となり、紆余曲折あって『王様ランキング』がバズるまでを描いています。

夢を追わずにいられない！そう思えるような本。

今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介します。

何度逃げ出したっていい

本書では、著者がマンガ修行（3年ちょっとで、読み切り30個以上、500ページ以上）で何も成果が出せなかったトラウマ（？）が描かれています。

「自分は何もできないのではないか？」

新しい職場ではたらきだしても、その考えが浮かんできては職場をやめていった著者。

それでも、「行動することで、少しずつ自身を得ていった」と語っています。

Web系の会社は、なんと6回も転職したのだそう。

すごくいいなと思ったのは、これだけ挫折を繰り返して落ち込んでも、そのたびに「自分にできる事を考え」、「実行にうつし」、「他人とのつながりや、社会との接点を作ろう」とされてるところです。

何度でも逃げ出したっていい。

行動し、挑戦したその経験は、どこかでなにかにつながり、いつか役立つ。

そんなことを、本書から学べます。

やる気を維持する秘訣

そもそも論として、著者は「やる気を維持することはできない」と断言。

その代わりに、毎日描く時間を決めて、習慣化することを著者はオススメしています。

著者の当時の一日のスケジュールは、夜の8時には横になり、朝の3,4時に起床。

そして、夕方の5時には作業をやめ、土日は休日。

ムリはせず、妥協をし、しっかりと休むことがコツ。

とくに、不定期にマンガをアップすると、読者が離れてしまうので、毎週同じ日に一話アップするのは、とにかく重要とのこと。

ブレークスルー

著者が41才で会社を辞めてからの軌跡を、ザックリと見ていきます。

2016年 9月：会社を辞める
2017年 2月：王様ランキングを描き始める
2017年 6月：単行本化のメールがくる（のちに破談）
2018年 8月：王様ランキングがツイッターでバズる
2019年 2月：王様ランキングが単行本化される

なんとも、会社を辞めてから、バズが起こるまで1年11カ月！

約2年と、とても早く感じます！

しかし、それまでに人生経験が積み重なっていたからこそ、あの爆発的な人気につながったのだと思います。

まとめ

ぼくは全力で、『脱サラ41歳のマンガ家再挑戦』をオススメしたいと思います！

著者の十日さんは、いろんな経験されていたんだと驚きました。

なによりも、頑張るだけじゃなく、他の人が簡単にできることでつまずいたり、一歩立ち止まったり、職場から逃げたり、泥くさい部分もたくさん。

それらの人生経験が、王様ランキングに見事に昇華されていると思えます。

本書はもともと、漫画家志望者のために描かれたものですが、今まさに人生に悩む人たちを勇気づける力をもっています。

（本当は、内容にネガティブな要素がもっとあったようですが、ポジティブに伝えるように意図してつくられています）

ふと立ち止まって、冷静に自分と周囲を見渡す余裕をあたえ、いままで見えていなかった道に気づかせる。

そして、そのその道へと「逃げる勇気」と、「いままでの経験」は決してムダにはならないという自信を与えてくれる一冊です。

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