秋なので、金融庁の「基礎から学べる金融ガイド」を抜き書きしてみた
秋といえば「読書の秋」。
一度たちどまって、読書をつうじて自分の生活をふりかえってみるのにいい季節です。
生活の中で重要なのは、なんといっても「お金」。
そんなお金との関わりを棚卸しするのに役立ちそうなのが、「基礎から学べる金融ガイド」という冊子。
天下の金融庁が出しており、無料で読め、なおかつ有益な情報というウワサだったので、さっそく読み、内容を抜き書きしてみました。
家計管理
・手取り収入を知る
・支出を把握する
・収支の記録をする
・お金の使い方を見直す
・嗜好品
・通信費
・遊興費、ギャンブル
・家賃
生活設計
・20代:就活費(14万円)
・30代:結婚(355万円)・出産(51万円)
・40代:新築の購入(建売3,442万、マンション4,437万)
・税金、維持管理、修繕費も必要
・50代:教育費用(小〜高校が公立、幼稚園と大学(文系)が私立の場合、1,033万)
・60代〜:老後の生活費用(1ヶ月あたり26万円)、介護費用(1ヶ月当たり17万円)、病気や災害・リストラ・事故のときに必要な緊急資金(生活費の3ヶ月〜1年分)
預貯金
・金融機関を選ぶポイント
・利便性
・金利
・ATM利用手数料
・振込手数料
・振り込め詐欺等の被害額支払の流れ
・休眠預金の引出し手続
・株式/債権/投資信託
・投資時期を分散させ、値上がりと値下がりのリスクを抑えるドル・コスト平均法
・株取引における禁止事項
・仮装・馴合売価
・相場操縦
・インサイダー取引
・風説の流布
・長期・積立・分散投資なら「つみたてNISA」
・投資上限額:年間40万円
・投資期間:2042年まで
・非課税期間:最長20年間
・資金の引き出し:いつでも可能
生命保険/損害保険
・種類
・死亡保険
・個人年金保険
・車の保険
・すまいの保険
・医療保険
・個人賠償責任保険(自転車など)
・必要な保障 = もしものときに必要な額 ー 現在の資産・将来の収入
クレジット/ローン
・クレジットの分割払いは3回以上で金利がかかる
・ローンは借金
・賃金業法
・賃金業者からの総借入額が、年収の1/3以上となる貸付は禁止されている
・上限金利:年利15〜20%
・多重債務に陥る原因
・無計画にクレジットの利用・依存症
・その場しのぎで、別のローンを組む
・連帯保証人になって、人が失踪
・失業など、生活苦・低所得、事業資金の資金繰り
・悪質金融業者の被害
・契約内容を十分に把握していない
・もし多重債務をかかえてしまったら
・自分一人でかかえこまない→多重債務相談窓口へ相談
・自分の借金を把握する
・依存症かとおもえば
・貸付自粛制度の利用
・全国の精神保険福祉センターの利用
・厚生労働省の依存症対策
・消費者庁 ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ
フィンテック
・家計簿アプリ
・ロボアドバイザー
・暗号資産
外部知見の活用
・金融庁の相談窓口
・金融機関とのトラブル→金融ADR制度を利用
トラブル
・振り込め詐欺、オレオレ詐欺、現金受け取り型、架空請求詐欺、還付金等詐欺
・だまされないための3か条
・知らない人には現金を渡さない・送らない
・家族に連絡をとり、事実を確認
・あやしいとおもったら警察に連絡
・日本に支社や代理店を持たない外国保険業者は、日本で保険契約を直接締結できない
・外国保険業者にたいして、保険契約の締結の申込みをした場合、50万円以下の罰金がかせられる
・「プリペイドカードを買ってきて」と強いする詐欺業者
・海外無登録業者によるトラブル
・バイナリーオプション取引
・高レバレッジのFX取引
・未公開株等に関する詐欺
読んでみた率直な感想は、「詐欺の種類って、こんなにあるの?」というもの。
詐欺の事例は、たとえば以下のように、マンガを使って豊富に紹介しており、詐欺の実態がわかりやすいです。
なおかつ、もしも詐欺にかかってしまった場合、どこに相談すればいいかが一目瞭然なので心強いです。(詐欺にあわないのが一番ですが)
それにしても、あまりの詐欺の多さに、読んでいて、途中から恐ろしくなりました。
この冊子を親にも共有して、一家でトラブルを避けれたらと思います。