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レビュー『発信力の育てかた:ジャーナリストが教える「伝える」レッスン』
カポーティの『冷血』にハマりました!
ページをめくる手が止まらず、五日間で一気に読破。
作者のカポーティは、本作を「ノンフィクション・ノベル」とよんでいるのですが、この本から、ジャーナリストの仕事に興味がわきました。
そこでジャーナリストの仕事がわかりやすい本をさがし、手に取ったのがこちらの本。
誰でも発信する時代に、ジャーナリストである著者が、どのように情報を集め、編集し、発信するかを、簡単にまとめた本です。
ジャーナリストの仕事について簡単に知りたい人や、日常的に文章を発信している人にオススメ。
本書を読んで得た一番の収穫は、「描きたいテーマの見つけ方」。
その方法はずばり、1日に何度か、喜怒哀楽や驚き、興味を感じたことを振り返り、その心の変化や気づきを掘り下げていくことです。
大切なのは驚きと、意外性で、「え!?」や「へぇ~」と思ったことを深堀りしていきます。
情報収集の核が、日常で沸き起こる問題意識であるということを学びました。
そして、すぐに取り入れたいと思ったのが、「調べているキーワードを百科事典で調べ、コピーしておく」というもの。
百科事典は多くの人が使っていないので、貴重なリソースといえます。
そして、知識人が内容を書き、編集も経て世に出ているので、情報としても価値があります。
さすがに百科事典を購入するのはハードルが高いので、まずは図書館においてある百科事典を、積極的に活用していこうと思いました。
「ジャーナリストの仕事は、誰もが日常でやっていることだ」と著者が語るように、インターネットによって、すべての人が発信者となった現代。
本書は、とくに情報発信の初心者が、発信力を向上させるのに役立ちます。
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