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レビュー『発信力の鍛え方 ソーシャルメディア活用術』
SNSは一応アカウントをもっているのですが、他の人の投稿を眺めるだけで、発信には使っていない状態。
情報を集めても、そこから考察を加え、価値ある文章や、面白い文章を生み出すにはまだまだです。
そこで、できることから始めなければ、と手に取った本が本書。
10年くらい前の本ですが、SNSにおける発信についてよくまとまっています。
SNSを情報発信の場として、有効に活用したいという方にオススメです。
筆者いわく、SNSで不特定多数の人に発信することで、「人とつながる力」が、これからの時代には必須。
それは、SNSでの弱い絆がキャリアをもたらし、会社や大学名の肩書に頼るの必要がなくなるから。
本書を読んでさっそく取り入れようと思ったのが、「発信の軸の決め方」。
まずは、ブログランキングサイトや、ニュースサイトを巡回し、気になった記事があれば、クリッピングしておきます。
これを数週間ほど続け、振り返りを行います。
振り返りの内容は、あつめた情報が、ある特定の分野の情報に偏っているかどうかの確認。
情報が偏っていた場合、それが「自分の発信の軸」になります。
もし情報が偏っていない場合は、軸がきまっていないので、再度クリッピングをつづけます。
次に参考になったのが、自分の発信のスタイルを決めるのに、「町ダネ・解説系・目利き・突っ込み・編集系・専門系」という区分を知れたこと。
ぼくの場合、今後はAIについて調べていくつもりなので長期的には「専門系」を狙いつつ、短期的には、AIの最新情報を追う「目利き」からはじめ、情報を分析する「解説系」に移行していきたいと思います。
著者の藤代 裕之(ふじしろ ひろゆき)さんは、1973年、徳島県生まれ。
広島大学の文学部哲学科を卒業後、立教大学21世紀社会デザイン研究科修士課程を修了。
その後、徳島新聞に入社し、記者として、司法・警察、地方部で地方自治を取材。
そして、法政大学社会学部メディア社会学科の教授を務めています。
ジャーナリストとしての顔を持つ著者が、一般の人が自信を持ち、名刺なしで勝負ができるように書いたのが本書。
SNSにおいて、発信するさいの心構えや、「何を」「どのように」書くべきかを詳しく教えてくれる本です。
頭ではわかっていても、実行できていないことばかりだったので、いい刺激になりました。
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