【プログラミング初心者向け】2022年に読んだ本トップ5
今年も残すところあとすこし。
一年を振り返るにはよい機会なので、今年読み、プログミング初心者にとって役立つ本を5冊ご紹介します。
『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』
偉大なプログラマになるための指標を示しています。
もともとは「なぜUNIXを使う必要があるのか?」という問いに答えるものとして制作されましたが、軍事戦略書の『孫子』が、ビジネスの現場でつかわれているのと同様、もともとの役割を大きく超え、「プログラマとして持つべき考え方やフレームワーク」を伝授する本。
短い本なのでさっと読めますが、「プログラムを小さく保つこと」といった本質的な内容ばかりで、何度も読み返したいです。
『TCP/IPの絵本』
インターネットをささえる技術である「TCP/IP」について分かりやすくまとめられた本です。
「絵本」とタイトルについているだけあって図が豊富。
ざっと目を通しておくだけで、ネットワーク全般の前提知識をざっくりと得ることができます。
この「絵本シリーズ」にはいつもお世話になっており、42Tokyoの入学試験で助けられた『Cの絵本 第2版』をはじめ、入学してからC++の課題をこなすにも『C++の絵本 第2版』が役立ちました。
『ロベールのC++入門講座』
鈍器のようなC++の入門書。
例も豊富で、順をおって丁寧に説明してくれているのでわかりやすい本です。
『C++の絵本 第2版』をやったあとに、この本を辞書的につかっています。
ぼくは紙でないと頭にはいってこないので、本書の紙版をわざわざ買いましたが、こちらはインターネットでも無料で見ることも可能。
『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢』
海外で働くことのメリット・デメリットについて冷静に説明しており、欧米での転職を考えている人におすすめの本。
「技術力と、ある程度の語学力があれば、国をまたげる」という、プログラマーのひとつの特権を得るための方法と、実際に海外で働くに際して、気をつけるべきことを教えてくれます。
常に「転職可能な状態」でいることの重要性に気づかさせてくれました。
『国外逃亡塾』
最後は変化球。
前述の『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢』が、すでにエンジニアとして働いている社会人向けの本で、実際に海外で働くための教科書だとしたら、本書は高校生や大学生向けの本で、日本の大学を出て、日本の企業につとめる「ヤバさ」をおしえてくれる本です。
「グローバル賃金」を得るために、海外の大学に「安く」「手軽に」いける裏技が紹介されており、高校生のときに読みたかった!!と、悶絶させられました。
とりあげられているのはコンピューターサイエンスだけではありませんが、プログラマーへの進路がほぼメインでとりあげられているので、ここでご紹介。