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サウナで「ととのった」と思ったら「めまい」だった:原因と予防
自分へのご褒美として、1か月に1回温泉にいっている。
一番の楽しみはやはり、サウナで「ととのう」体験だ。
脳の中心が上にひっぱられるような感じがあり、宇宙船に乗っているような無重力感を感じることができる。
しかし先日、奇妙な体験をした。
「ととのう」のすぐあとに、宇宙船のかべにはりついて、宇宙船自体がぐるぐるとまわり、自分もぶんぶんと回されている感じだ。
遠心力で気持ち悪くなり、吐き気がおそってきた。
ベンチに座ったままでは気持ち悪かったので、寝湯というところで寝ころんだ。
家にかえり調べてみると、どうやらこれは「めまい」だということがわかった。
めまいの原因:温度差
そもそも「めまい」とは、視界がぐらぐらと動き、目が回っているようで、胃の中のものを吐き出してしまいそうになる現象。
そしてめまいの原因は「温度差」だ。
サウナから水風呂に移ると、冷たさと水圧によって血管が縮む。
そして、水風呂からあがると血管が広がり、血圧が下がる。
そこで一時的に脳の血液が減少するため、めまいが起きやすいらしい。
もしも「めまい」が起きたときは、その場でしゃがんで転倒を防ぎ、すぐに水分補給をするのが良いそうだ。
どちらにせよ、無理は禁物とのこと。
めまいの予防法
めまいを予防するには、以下の対策がある。
・サウナに入る前と各セットのあいだに十分な水分補給を行う(1セットあたり300~400ml)
・のぼせを感じる前にサウナから出る(5分程度)
・頭にタオルを巻いたりサウナハットを着用したりして頭部を熱から守る
・体調が悪い時は入らない
・水風呂にはかけ水で身体を慣らしながらゆっくり入る
自分のケースを振り返ると、水分補給は十分にできていたのと思う。
しかしサウナ室にて、結構暑い位置(上段から1つ下の席)にいたのと、そこに6分間も我慢していた。
我慢すれば我慢するほど、ととのう体験が得やすいと考えていたからだ。
おそらくこれがめまいの原因になったと思われる。
今後は、サウナは一番下の席に座り、5分間をマックスとして、めまいを防止したい。
めまいが起きた状況
ちなみに、ぼくが「めまい」が起きたときのくわしい条件を下記に記録しておく。
外的環境
・外的温度7度
・低気圧
・天気はくもり
サウナの順番
・まずは体を洗う
・最もあつい露天風呂に肩までつかり(3分程度)、あつくなったら半身だけつかって(3分程度)
・水を飲む
・体をふいて、サウナ。上段から1つ下の席に座る(6分間)
・シャワー
・水風呂50秒(最後に頭までつかる)
・外のプラスチックのベンチに腰掛ける
・頭にタオルをかぶせて、目を覆う
・ベンチでリラックス
この条件のときに、「ととのう」のあとに「めまい」が発生した。
今回の件によって、医学的な視点からサウナについてもっと知りたいと思い、『医者が教えるサウナの教科書』という本を注文した。
届くのが楽しみだ。
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