見出し画像

自宅で作る麻婆豆腐にハマる

スペクテイター〈48号〉パソコンとヒッピー』で、初期のハッカーたちのお気に入りが大衆向けの安い中華料理だったというのを読んだ。

お腹がいっぱいになるし、深夜にもお店が開いていたので、そこでよく議論をしていたそうだ。

ハッカーは探検家でもあるので、よくわからないメニューという点でも好奇心をそそられたそうだ。

ぼくはハッカーにも程遠く、中華料理への造詣も浅いが、1ヶ月ほど前から毎週、麻婆豆腐を作るようになった。

きっかけは近所の温泉に併設されているレストランで、絶品の麻婆豆腐を食べたからだ!

しっかりと辛く、それでいて味に深みがあり、ご飯が何杯でもすすみそうな麻婆豆腐だった。

これが天ぷらであれば、家で作るには油が飛び散り面倒なのでわざわざ作ろうと思わないが、麻婆豆腐であれば家でも作れるのではないかと思い、1ヶ月ほど前から毎週家で麻婆豆腐を作りはじめた。

最初は、豆腐を入れるだけで簡単に作れるレトルトの麻婆豆腐を試してみたが、レストランで食べたあの麻婆豆腐とは味が全く異なり、自分でイチから作ることに決める。

最初はネットで見つけたレシピをもとに、とりあえず「豆板醤」と「鷹の爪」をスーパーから買ってきて、それらしいものから作り始めた。

いきなり全部の材料を揃えるのはお金の無駄だと思い、足らないと思うものを少しずつ買い揃えていった。

そうすれば、なぜその材料が必要なのかをより理解できると思ったからだ。

当然と言えば当然だが「豆板醤」と「鷹の爪」だけではレストランで食べた麻婆豆腐の味には辿り着けなかった。

そこで、「花椒(ホアジャオ)」、「甜麺醤(テンメンジャン)」、「ラー油」などを少しずつ買い集め、本日、やっとレストランで食べた麻婆豆腐に近いものが作れた!

ポイントは「花椒(ホアジャオ)」と「ラー油」だ。

レストランで食べた麻婆豆腐と、家で作る麻婆豆腐との違いは大きく2つあり「辛さ」と「赤さ」で、この2つを解決するのが「花椒(ホアジャオ)」と「ラー油」だった。

レストランで食べた麻婆豆腐に近いものが作れるようになったので、一旦は満足だが、欲がでてきた。

それは、自分の中での「最強の麻婆豆腐」を家でつくることだ。

そのためには、いろいろなお店の麻婆豆腐を知りたいし、本場、四川の麻婆豆腐も食べてみたい。

そして、オーソドックスな麻婆豆腐だけではなく、野菜にニラを入れたり、豚のひき肉を牛のひき肉にしたり、赤味噌を加えてみたりと、麻婆豆腐をハックし、自分の中での「最強の麻婆豆腐」を作っていきたい。


いいなと思ったら応援しよう!

ホヴィンチ|本のダヴィンチになる
いいなと思ったらチップを贈って応援しよう!