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クリエイティブに関わる人すべてにオススメの本 『藤子・F・不二雄のまんが技法』

本書はこの本はこんな人にオススメです。

・マンガ家を目指す人(当然ですが。)
・マンガに関わらず創作に関わるクリエイター
・スランプを抱えているクリエイター

国民的な人気キャラクターであるドラえもん。

そんなドラえもんを生み出した藤子先生が、創作の秘密を惜しみなく公開しているのが本書となります。

とても非常に読みやすく、どんな業界のクリエイターにもオススメできます。

この本からの学んだ3つのこと

心から楽しんで描くこと!

創作の最大の秘訣は「心から楽しんで描くこと」と藤子先生は言っています。

それはなぜかというと、作者の気持ちが絵を通して読者に伝わるからです。

漫画とは、作者の考えを誇張した絵で表現したものなので、自分が面白い、愉快だと思った形を描くことが読者の心を掴むコツです。

インプットは「まんがノート」に!

とにもかくも、面白い、楽しいと思ったものや、なんでもパッと思いついたものをメモする「まんがノート」を作ることを藤子先生は勧めています。

何かを作る時はこのノートを見返せば良く、このノートを充実させることで、ネタ切れに困ることもありません。

また、遊びを通して学ぶことが大切で「好きな作家の作品を模写」することが非常に効果的です。

その上で、キャラクターの顔や手足などをいれかえてみることによって、自分自身のオリジナルのキャラクターも作れますし、キャラクターのバランス感覚を養うことができます。

そして、人気の秘密をさぐる近道は「評判の作品を見て研究する」ことです。

人気漫画とは、読者の求めるものと漫画家があらわそうとしているものが一致しているので、分析することによってヒットの要因を知ることができます。

一番の勉強法は、たくさんの漫画と映画を見て、「いい場面に出会ったらどのような演出がされてていたかを見極めること」が非常にいい勉強になります。

なにがなんでも作品を仕上げろ!

とにかく、一つの作品書き上げることが大切です。

それはなぜかというと、作品という最終アウトプットがなければ、自分に足りないものを知ることができないからです。

覚えておくと役立つこととして、四コマ漫画はまんがの基本ということで、長編も実は四コマまんがの連続であるということです。

誰もが悩む「自分のスタイルの作り方」は、ひたすら描くことによって磨かれていきます。

ですので、できるかぎり多くの作品を、たとえそれが物にならなくてもどんどん不断の努力で描いていくことが重要です。

自分の気分がノれる漫画や作品に行き着き、どんどん描いていくと、結果的に生まれてくるのが「一つのスタイル」。

しかし残念なのは、そのスタイルは一年ぐらいで鮮度が落ち始めてしまうこと。

その時は、自分のスタイルに挑戦しなければなりません。

あと、自分の画風を手に入れるために、実物、図案、写真集などから漫画をかいてみることを勧めています。

まとめ

心から楽しむことが読者に伝わること、まんがノートにインプットをしていくこと、そして、なにがなんでも作品を仕上げること、という藤子先生からのアドバイスを紹介しいました。

本記事では、ぼくが特に重要であると思った以上の3点をピックアップしましたが、本書にはまだまだたくさんの創作のヒントがちりばめられており、何度読んでも新たな発見があります。

新しい創作方法はないかとお困りの方にとっては役にたつアイディア集ともいえます。

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