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レビュー『頭の良くなる「短い、短い」文章術』
中島聡さんの著書『結局、人生はアウトプットで決まる』で、「私の文体を劇的に変えた本」として紹介されていた本。
文章力をあげるために読んでみました。
著者いわく、上手な文章とは「短い文章」のこと。
なぜかというと、そもそも「文章」は短い文章が積み重なってできているので、短い文章を適切に書けるかどうかで文章力がきまるから。
そもそも「何を書くか」については、著者は「書くように生きなければならない」とアドバイス。
それは、ただぼんやり生きるのではなく、普段生活している中でいろいろなことに気づき、いつも「なぜか?」と自問自答を繰り返すことです。
そのうえで、短い文章に説得力をもたせるには、「具体的な事柄を書くこと」、「感想や抽象的な記述は避ける」、「決まり文句、常套句はつかわない」といった工夫が必要、と語ります。
「決まり文句」は、便利なのでついつい使ってしまいがちですが、文章に新鮮さが欠けてしまうのと、思考停止になっているので、注意が必要だと思いました。
著者は轡田隆史(くつわだ たかふみ)さんはジャーナリストで、朝日新聞の夕刊のコラム『素粒子』を担当。
本書では、短い文章でメッセージを表現することの重要性ををわかりやすく解説してくれています。
メールや手紙、スピーチや会話にも役立ちそうな内容でした。
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