令和憲法草案 -序-
各位
日本国を愛する全ての方々へ伏して申します。
ウクライナ戦争は令和の黒船で。われらとわれらの子孫の穏やかなる生が如何なる薄氷か、我らの憲法の脆弱さを思い知らされます。
故に、非才なる小生なれば、恥知らぬ事と致して、新憲法の草案を僭越ながら、奉り申し上げます。
これらもとより、皆様へお贈りするに相応しいなどと思ってはおりません。不学にして欠所が著しいかと存じます。
また、小品の特性として君と臣下の身に立たねばならず、英邁なる天子ならぬ身にして、また叡智を持つ公人にもあらず、各位の献身、並びに尽力の有り方を述べます事、平に、寛大なる御容赦を賜ることの他に術は御座いません。
この起草はひとえに
その古来よりの精神こそ、日の邦の最高法規であり、生命元来の輝きを遮ることなく、あまねく人々を照し、われらの培いし、心を繋がりを授ける如きこそ、相応しいと決心から生じたものです。
しかし、これらはすべては懸命ではございますが、およそ不具なる小誓願にて、全ては、智者並びに、学問と知識を納める方々に金言を頂くための小さき台にございます。
如何なる事も御指摘を賜ります様、願い奉ります。
次の千年、国家鎮護の礎を作ること、草案を記す唯一の動機にございます故。
鳳藍
改憲。たったそれだけ。