令和憲法草案 -起-
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われらは、限りない調和の理想を国家の最高法規として制定し、現在に至つても、国民不断の努力と国際協和に依り、国家の主体たる国民の恵沢を堅持している。
しかし、今日に於いて、世の変化の速度ならびに規模は加速を続けており、国内外を問わず巨大な構造の変化によって、我等と輩とが、それらの変化により再び緩急に見舞われることはあってはならない。
その国家危機を深く認識する我らは、伝統かつ固有の人道を回復し、今世紀を生きるわれらと、次世代の子孫の平穏なる生存のみならず、多民族との協和によつて持続可能社会の実現と発展を成立させ、それから永遠なる距離を保つ。
其の為、古今の憲法をはじめ、神武天皇の建国の後の全て、災害ならびに人災、犯罪、緊張、紛争、侵略、難民、テロ、虐殺、経済侵略、国際犯罪、又、それら以外であっても自国他国を問わず、それら難事を学ぶ中で、より深く恒久の平和を誓願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を見据える。
この発願による国家再発に当たり、全ての国民は、公人・貴族・庶民の区別なく正当な論議をつくすことを決心し、天皇は国民と喜びと悲しみをともにされ、国家の安寧を見渡されることとなった。
われらはおのおの勉励し、従来のおごり怠けた悪習を洗い流し、忠義を尽くして、国に報いる誠の心をもって奉公を決心した旨、前文として下記を誓う。
改憲。たったそれだけ。