(7)医心方 巻二十七 養生篇 用氣第四 鳳凰堂流解釈
大清経からの引用
大清経も現在は散佚しており、原文は医心方にしかみられません。巻二十六には延年長寿を図る淮南子茯苓散等の記載があり、少量の生藥で薬効が著しい為、興味がある方は試してみられるのも良いかもしれません。
氣の理論は内外陰陽に分けられる。
陽の気は生であり、陰の氣は死。
夜半から日中までは氣が外にあるので生氣であり、日中から夜半までは内にあるので死氣である。
服気を行う場合は、常に生氣を入れるべきである。死氣は人を傷つける。
外気が生の時間は服気したいときにして良く、必ずしも時の流れに従わなくても良い。
外気を吸入する方法は、鼻から生氣を入れ、口から死氣を吐いて出す。
絶対に反対にしてはならない。反対にすれば人は傷つく。
外気が生の時間とは、子の刻(23時〜)から巳の刻(11時)まで。
呼吸法自体は一般的な呼吸と同じですが、正座法等では、
朝、西に向かい濁気を吐ききって、
東に向かい日の出と共に清気を吸う等とあるので、生気(清気)と死気(濁気)はある程度意識しておくと良いですね。
愚痴や人を攻撃する言葉も濁気、死気。
プラスを向いた言葉は清気、生気だと思います。
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