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養生訓 巻五 洗浴 鳳凰堂流解釈②

原文を現代文に改変

熱湯に浴するは害あり。冷熱は自ら試みて沐浴すべし。快きにまかせて熱湯に浴すべからず。氣上がりて減る。殊に目を憂うる人、凍えたる人、熱湯に浴すべからず。

鳳凰堂流意訳

熱湯に入浴するのは害がある。冷たいか熱いかは人によるので、自身で感じて温かい程度で沐浴するのが良い。

気持ち良いと感じる温度が熱湯であれば入浴してはいけない。氣が過剰に上がって結果的には氣を損なう。

特に目の悪い人や凍えている人は熱湯に入浴してはいけない。

鳳凰堂流解釈

前回のサウナと同様、過度の熱は自身の熱を外へ出してしまい、異常に体力を消耗する為、注意が必要です。

気が上がりすぎる事で、目が悪い人は肝に負担がかかり、凍えているような人は寒暖差で身体が適応できなければ急激に体調を崩します。

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