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養生訓 巻第四 飲食下 鳳凰堂流解釈⑫

原文を現代文に改変
人の病症によりて禁宜の食物各々変われり。

よくその物の性を考え、その病に随いて精しく禁宜を定むべし。

又婦人懐胎の間、禁物多し。かたく守らしむべし。

鳳凰堂流意訳

人の病気によって禁忌や推奨の食べ物はそれぞれ異なる。

その物の性質を良く考え、

その病に従って精しく定めるべきである。

又女性が妊娠している間は、禁忌のものが多く、固く守って貰うべきである。

鳳凰堂流解釈
身体の中の変化によって、好き嫌いも変化します。

幼少期は成長の為の栄養を欲し、

壮年期以降は体内環境を整えやすい食材を欲しやすくなります。

この考え方を押し広げ、

五味(酸味は肝、苦味は心、甘味は脾、辛味は肺、鹹味は腎を滋養する)と言う考え方を使って応用していきます。

イライラしやすい人は辛味で発散するか、甘味でごまかし、我慢するか。

相対的には鹹味と苦味が不足しがち、嫌いになりがちになります。

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