養生訓 巻第七 用薬 鳳凰堂流解釈㉓
原文を現代文に改変
身體短小にして腸胃小なる人、虚弱なる人は、藥を服するに小服に宜し。されども一匁より少なるべからず。身體長大にして腸胃ひろき人、つよき人は、藥大服に宜し。
鳳凰堂流意訳
身体が短小で腸胃も小さい人、虚弱な人は、薬を服用するには小服が良い。
しかし一匁以上少ないのは良くない。
身体が長大で腸胃がひろい人、強い人は、薬を服用するには大服が良い。
鳳凰堂流解釈
当然と言えば当然の理です。
但し処方がピッタリ合っていなければ当然効果もありません。
胃腸の大小については、ここでは定義されていない為、分かりませんが外見は誰でも容易に理解できると思います。
先ずは外見の大きさ、次に四肢や頭が更に小さいようであれば小服から始める方が良いでしょうね。