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大人のタメの童話/孕む/神のオルガン

 2023年11月11日に開催された、文学フリマ東京37での購入品の、感想だとか紹介だとかレビューだとかを書きたいと思います。
 これをキッカケに他の人に読んでもらいたいという私のエゴですので、なるべくネタバレしないように書いてます。




大人のタメの童話
著・釈迦堂入史

 童話の定義って凄く難しいと思うんですが、私の中で【敬語で三人称】【教訓を匂わせるオチ】が定義であって。わかりやすいオチや押し付けた教訓は大衆文学エンタメ小説の立ち位置なんですよね(私の中での話だけど)
大人のタメの童話。そうだと思う。そこに一つも間違いは無いし、あらすじもご本人様が書いている通りだ。まさに。そんな話。
 なので、この本はあらすじの時点で完全にネタバレをしています。ただ読まないと受け取れない部分がある。
 捉え方の話なので、これ以上私はどーこーは言えない。ただ、私は慈愛が欠けている人間なので、これを表現する良い言葉を持ち合わせてないのもまた事実。
 マーナの歩む人生や愛は読んだ人にだけ伝われば良いと思う。



孕む
著・津森七

 わかりやすい感想は
 「うわ」
 ほんと、それに尽きる。「うわ」なんです、読後の言葉が。
 30p足らずでここまでやるかよ。。。なんか泥食った気分です(尊敬語)
 この話に至っては、、、何を書いてもネタバレになってしまう。短い文章での凝縮が凄すぎて。
 泥食った気分(大事な事なので2回書いた)



神のオルガン
著・武内颯人

 武内さんの本のずるい部分は、解像度と言い回しなんです。
 しかも今回は実際に存在する場所を舞台にしている。それはもう既に文章ではなく映像であり映画だ。
 私こそがこの本に躍らされている。
 オチへ向かう為の状況の開示が凄くナチュラルに表現されていて、読み手側も自然に想像出来るので、純粋に文章を書く技術力が高い人っていいなあって(羨)




 取り敢えずは上記3冊

 なんかもう皆さま凄いですよね。私個人としては出来るだけ短い言葉で、話と感情が伝わる文章が美しいと思っていまして。だから羨ましいんですよ。なるべく短い文章で読み手に傷痕残す文章を書ける人が。
 他の本の紹介も後日書きます。
 今クライマックスで忙しい。具体的に何がって、本業の方が繁忙期に入ったのと、父親に孫の写真集を刷って送らないといけないんですよ(データ納品不可。写真集として刷らないといけない。)
 父親に写真集を刷って送る話とかもnoteのネタになる感じですね。その内書きます。

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