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私にとってガガガSPといえば「告白」だ、という話

ガガガSPの桑原康伸さんが亡くなったそうで、SNSに公式のメッセージが流れてきて、嘆息していた。ガガガSPのファンだった、と言えるほど追いかけていないが、人生の大事な思い出の一つだった。

神戸新聞という、兵庫県の地域新聞に訃報記事が出ている。

なぜ神戸新聞に出ているかというと、ガガガSPが兵庫県にゆかりがあるからだ。2000年頃に神戸で結成されたバンドで、結成後まもない2002年にメジャーデビューを果たす。

私は1990年生まれなので、青春を素朴で荒っぽい声で歌う彼らの歌が、ちょうど私が思春期の頃に耳に届いた。当時は「地元が近いバンド」とも意識はしていなかったけれども。

なんか、急にいろいろな記憶がよみがえってきたので、思い出語りをさせてください。追悼云々なんて高尚なものではないので、あまり期待はせず……。


さて、今回は、MDに入れたガガガSPの「告白」(2002)で告白されたけど、告白だって気づかなかったの、ちょっと青春すぎるんですけど~~というあまりに個人的な話をします。それもあって、ガガガSPといえば「告白」なんです、私にとっては。

あまりに個人的な話になったのは、ガガガSPが青春ロックの先駆という感があり、思い出を呼び起こす力のある歌詞が多いだけでなく、歌詞の引用って結構気を遣うので念のため歌詞を使わずに書こうとすると、どうしても思い出の比重が大きくなってしまいました。個人的な話をお望みでない方は、お互いのためにスルーめされよ。


では、本編。

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