~先週のおさらい~
どうもみなさん。いかがお過ごしでしょう。忙しいしてはる方も、久々にゆっくりできてる方も、今週がええ週になってくれたら嬉しおす。
●○○ ○●○○、○●○ ○○○● ○○○。
○○○●○ ●●●● ●○○、●●●●● ○○●○ ●●●● ●○○、○●○○○ ○○●○○ ○○● ●○○○ ●●○○○。
なんだ、この点字のような暗号は!?
という方はおさらいを。これは、
●→高う発音
○→低う発音
というアクセント記号どす。
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さて、この記事の羅列を見て気づくことはありますか?
……一区切りごとに、原則
「全て●
か、
ひとつだけ●」
なんですね!!!!
これはめちゃくちゃ重要な規則。ここを押さえずして関西弁は語れません。文字通り語れません。もちろん前回の形容詞「おもろい」●●○○ のように例外もありますが、まずはこの大原則が超重要。この規則を押さえずして口を開けば、関西弁でも岐阜弁でも讃岐弁でもない、「あなただけのオリジナル」が出てきます…(笑)
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さてさて、上の文に形容詞は3つ出てきますね。
「忙しい」「ええ」「嬉しおす」
この3つのアクセントを確認していきましょう。
まずひとつめ、「忙しい」ですが、これは後ろの「してはる」に係っています。つまり関東弁でいう「忙しく」、連用形です。シク活用の場合、口言葉ではテレビや時代劇のような「忙しゅう」ではなく「忙しい」と発音することもしばしば。(てかそれがほとんど?)訛れる限り訛っていくのが合理的な関西らしいというか何というか……
連用形の場合は後ろから2つ目の文字にアクセント核がきます。
早う(はよう)○●○→はよ○●
高う(たこう)○●○
悲しゅう(かなしい)○○●○
次に「ええ」なんですが、、、
これは規則通り○●となる単語です。しかしなぜ○○なのか?
実はこれこそ、最初に申し上げた規則「ひとかたまりに●はひとつだけ」が働いているんです。
後ろの「週に」●○○ とくっつくことで、
「ええ週に」○○●○○ に変化しています。
ちなみにこの「ええ週に」は、「天王寺」と全く同じアクセントです。
最後に「嬉しおす」ですが、これは京都の伝統方言でしか使いません。連用形と同じ活用で、最後の母音を取って「おす」をつけます。アクセントは、終止形と同じ。
高い●○○→高う→高(たこ)おす●○○○
よろしい●●○○→よろしい→よろしおす●●○○○
だいぶざっくりした説明ですんません(笑)まあ、ゆるい感じで雰囲気を掴んでいってもらえたら、と。。。