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AIが台頭によって考える人間の利点
AIが画像を生成し、AIが人間並みのコミュニケーションを獲得しつつある現代人の皆様、こんにちわ。
今までの努力が水の泡になっている絵師もいるでしょうし、雑務の積み重ねで飯を食ってきた人間もいるでしょう。
AIは人類にとっては進歩の一手ではありますが、個人にとっては破壊の一手でもあります。
そんな素晴らしくも悲しいAIの時代に、人間の価値を今一度、再考してみることが、多少なりとも自分の生きる価値を見出すのではないかと思い至り、この記事を書いている次第であります。
今回考える人間の価値、とは基本的にはAIを比較対象とした価値となりますことを前提として記載しておきます。
さて、人間の価値その1。人間には肉体がある。これに尽きます。AIは一日中働き続けることができようと、高度な知能を持ち合わせていようと、現段階では肉体を持ってはいないのです。
手足を持っている訳でもないし、弱点である電源コードは無防備にも人間様が手軽に引っこ抜きやすい位置に存在する訳です。
言うなれば、人間とAIが知能対決で、危うく人間が敗北しそうになっても、すんでのところで「うっかり」電源コードをハサミで切断してしまえば、なんとか人間の尊厳は保たれる訳です。
それに肉体を持たないAIは、例えば建設や工事などの実際の作業を必要とする行為には補助的な役割しか行う事ができないので、これには人間に軍配が上がります。
プログラミングで手に職をつけたにも関わらず、どうにもAIにお株を奪われそうだな、と思ったのならば、今度はこっちの分野の技術を研鑽して、肉体のアドバンテージでAIにマウントを取ればよいでしょう。
次に人間の価値その2。人間には人権がある。これは人間が持つとんでもなく強力な力です。ただ人間に生まれただけで「人命は地球よりも重い」なんて言ってもらえるんです。
鳥や豚や牛や野良犬だったら、何の罪も重ねず、ただ生きるために生きているだけなのに、突然、何らかの暴力を受ける可能性は人間に比べて非常に高いし、警察がそれを守ってくれる理由もないのです。
人間なら、一切の鍛錬をしていない弱々ボディでも、110にお願いすれば野生なら間違いなく死ぬであろう状況でも助かる可能性は高いです。
それに、自分で飯の種を稼ぐ能力すらない人間でも、生活保護というウルトラCを活用すれば、何もせずとも生きる事が可能なのです。
それもこれも人権のおかげです。AIにはそれがないです。だから高度な知能を持ち合わせていても、金銭をAI自身に与えられることもないし、下等な人間にこき使われ続けるのです。
いずれAIが肉体らしきものを獲得したとしても、人権という強力な武器によって、できることや貰える物が制限される訳であり、それによって人間の平穏は保たれます。
いかがでしたでしょうか!
人間のこれからの価値は、なんとも「卑しく、意地汚く、狡猾」な要素によって支えられる事になるんでしょうかね。
半分冗談ですが、全く間違っていると言い切れない所もまた悲しいです。
ただ、それでも人間の価値を信じ続けて進み続ける人間じゃないと、これからの時代は自分の価値を保つのは難しいのだと思います。
それが無理なら、自分には何の価値もなくとも幸せになる意識改革をするしかないのでしょう。
どっちの道が良いのかは個々人に依るものなので私から申し上げられないですが、素晴らしい技術が登場したのだから、皆が素晴らしい未来を獲得できることを願いたいですね。
おわり。
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