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『天草エアラインの奇跡』(鳥海高太朗)

著者は航空・旅行アナリストと名乗っている有名な方。ホテル投資を専門とする私もホテルアナリストと名乗ってみようか。ふと、ホテルアナリストって検索してみたら、こんなサイトが見つかったけど、よく分からないね。

さて、本題に戻るけど、この本、地方の零細エアラインの再生のストーリーなんだけど、ホテルの再生に通じるものが多くて、ホテル投資系の人々にもオススメです。本の裏表紙に書かれているあらすじはこんな感じ。

「社長室の壁を取っ払ってください!」新社長の一言が風を起こす。50人足らずの社員たちが有機的に動き出し、彼らの熱が外部からの応援者も呼び寄せた。経営危機からのV字回復。飛行機を一機しか持たない、日本最小の航空会社が奇跡的に復興した、現代のおとぎ話。その秘密に迫るべく、社員一人ひとりに寄り添って取材したドキュメント。熊本地震や世界遺産登録を経ての天草の現状も追加取材。

エアラインとホテルの共通点というと、日々、商品を売り切らないと価値がなくなってしまうもの(席と部屋)だとか、であるがゆえにレベニューマネジメントが発達しているとか、一定のハードを必要としつつ、サービスによる差別化が可能だとか、色々とあるんだけど、そういう事業特性上の共通点はさておき、結局のところキモとなるのは

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