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lounge #1 私はやる気ない系OL

自分の休みは誰かの労働で成り立っている

連休、終わっちゃいましたね…。
ニュースや世間が「さて、今日からお盆休みが始まりました」と言ったってお仕事されている方は沢山いらっしゃるので、ちゃっかり5日間も夏季休暇を満喫しておいて連休が終わる…終わってしまう…!なんて嘆くのは若干配慮が足りないかもしれません。

交通機関も動いているし、スーパーもコンビニも、美容院もエステも営業してる。自分が休みの日に不便がないのは、ただ自分が「休み」と言っている日にも働いている誰かのおかげですからね。いつもお疲れ様です、助かっています。

連休明けはつらい

カレンダー通りに休みがやってくるお仕事だと、長い短いはあれど連休ってかなりありますよね。曜日の兼ね合いでなかなかの大型連休になることも少なくありません。
そして連休明けはつらいものです。毎度毎度つらい…。何がって、まず平日モードに戻すのがつらい。連休に狂いきった睡眠サイクルを考えると、とにかく起きるのがつらい。いつ起きたって誰に迷惑がかかるわけでもない休日より数時間も早く起きないといけないなんて、考えただけで絶望感が襲ってきます。
この「早く寝ないとやばい」「ここ数日、優雅な起床(笑)をしすぎてなかなか眠くならない」「なのに早く起きないといけない」などなどの葛藤が、私にとって連休明けをより一層憂鬱なものにさせます。しかし、すべては夜更かし遅起きをした私の責任。でも、今のところ出社する日と同じペースで起きたりする休日を過ごすのはちょっと嫌なんです…。

やる気ない系OLの生態

それは、いつ寝て いつ起きてもいいことを休日最大の醍醐味としている私にはあまりにまぶしすぎる、意識高すぎライフスタイルだからです。いつも通り起きて、ごはん食べて…ってしてるだけて立派すぎる。決していじっているわけではなく、ルーティーンを守れるひとは本当に尊敬します。
そういう立派なひとを尊敬する気持ちがあるわりに私という奴は、すきに寝て起きてるうえに 、かなりがっつりとした昼寝まで挟みます。5時間ぐらい寝てしまうので、もう1日で考えると起きてる割合の方が少ないですよね…。
気軽に会ったりするお友達はいないですし、インテリアが好きなのでネットで探したり、模様替えを妄想していたら寝ている以外の時間はどんどん過ぎます。

さて、そんな出社することを考えただけでも先が思いやられるような休日を過ごし、動こうと思えば鉛の如く重たくなる体を奮い立たせる方法はあるのでしょうか。
みなさんは、この「はあぁぁぁぁぁ…休み明け会社行きたくねぇぇぇ!」という邪気をどのように払い、何でやる気を取り戻したりモチベーションを保ったりしていますか?

やる気が出る瞬間とは

この会社で絶対に!という気持ちもなく「安定のために選んだ正社員のお仕事」をしている私には、このプロジェクトを成功させたいとか、同期よりも頭ひとつ抜きん出たいなどというような「会社でやりたいこと」もこれと言ってありません。

営業マンとは違い、直接お客様に接することもないので直に感謝されることもない。数字というわかりやすい目標もない。上司にめちゃくちゃ評価されたい気持ちもない。数少ない、仕事中にやる気が出たなと感じる瞬間は「今日やるべき業務が定時までに終わらないかもしれない瞬間」と「いよいよ欲しいという気持ちが固まって、それを買うお金が必要だと悟った瞬間」です。

とにかく自分以外が立派に見える

こういうことをあまり人に話したことがないので、この感覚がふつうかそうじゃないのか、大多数派なのか少数派なのかはわかりません。ですが、私には世の中のひとたちはもっとバイタリティに溢れてるように見えています。
やりたいことをちゃんと形にしているひと、得意なことを活かしてイキイキと毎日を過ごしているひと、人の役に立っているひと、動物の命を救おうとしているひと、地球環境を守ろうとしているひと、みんな眩しいです。

そんなひとたちをリスペクトしつつも、どうやらいま私のモチベーションを保たせてくれているものは「必ず定時退社するぞという意思」と「お金を得たい気持ち」、これみたいです。

その2本柱に支えられながら、やる気のないOLは連休明けもこの鉛のような重い体を引きずって会社に行くのです。

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