『ちょっとでいいから舐めて欲しい』陰部画像送りつけ|上司からのセクハラ
『今朝、君がフェラしてくれる夢を見たんだ。それからずっとムラムラして仕事にならない。だから責任とってくれない?』
衝撃だった。
ラブホテルに勤めて毎日忙しい日々。
清掃員からフロント業務も
任せられるようになり、覚える事がいっぱい。
なんせ、フロント業務はワンオペが当たり前。
受付、ロビー清掃、キッチン、電話対応、
ゴミ捨て、発注、在庫管理など…
全てフロント1人で行う。
つまり、1Fバックヤードには
スタッフが常に1人しかいない無防備。
とある朝、出勤前に部長からLINEが入った。
「おはよう。今日出勤かな?ちょっとお願いがあるんだけど」
業務連絡はLINEを通じて、行っている為、
スタッフ全員がグループLINEに招待されている為、個人の連絡先は部長も分かっている。
部長はエリアマネージャーだったのもあり、
週に1回はやってくる。
部長が来ると業務が増える為、
ちょっと厄介な上司だ。
「今日出勤しています。お願いなんでしょうか?」
きっと仕事を任せられるのだと思っていた。
「ちょっと言いにくいから、店で直接言うね」
職場で言うとの事で私も足早に出勤した。
「今朝のLINEの件ですが、なんでしょうか?」
「実はさ、ちょっと言いにくいから
みんなが清掃に上がったら言うね」
と言われ、朝礼(引き継ぎ)が終わり、
メイクさん(清掃員)が清掃に上がった後、
私と上司はフロントに2人きりになった。
すると部長はモゾモゾしながらこう言った。
『今朝、君がフェラしてくれる夢を見たんだ。それからずっとムラムラして仕事にならない。だから責任とってくれない?』
私はぞっとした。
責任…?
部長は若い女の子が入ると
このようにスケベな発言や行動で困らせる、
厄介なセクハラ上司だという事。
噂では聞いていたが本当に単刀直入に
セクハラを受けたのは初めてだった。
「え、どうゆう事ですか?ちょっと困ります」
部長は私の手を引いて、
「ちょっとでいいから。トイレに行こう」
そう無理矢理、
股間に手を当てようとしてきた。
そんな時、忘れ物を取りに来た
メイクさんが降りてきたので
その場は逃れられたが、、、
一旦、なんなの?
勝手に夢に出てきてムラムラして、
それが私のせい?は?
たしかに入社してから
部長に好かれていたのは分かっていた。
“若くて可愛い子”
それが取り柄だったし、
私が働きやすいようにシフトの調整も
いろんな仕事も任せてくれていた。
だから、やりがいもあって楽しいって思っていた。
嫌われてるわけじゃなかったし、
良くされていたのもあって、
セクハラする事以外は厄介だが
いい上司だった…はず。
話の中で下ネタになったり、
冗談半分でエロトークする分には
環境が環境だし、むしろ好きだった。
でも手が出るのはちがうだろ?
そこから、私は部長に
目をつけられるようになり、
頻繁に連絡が個人的に来るようになった。
夜になると「ムラムラが止まらない」と
陰部画像を送ってくるようになった。
【陰部画像】
勃起した自分のモノを部下に送りつける
最低最悪な上司に変わった。
「今度、近隣のホテルを視察に行こうか」
「抱きしめていい?」
こんな会話が日常になって、
仕事もしにくい状況に変わった。
それでも笑って軽く受け流す私。
嫌がってないと思われたのか
業務中、胸をツンツンしてきたり、
お尻を触られたり、
私が残したカップラーメンの汁を
飲んだりとセクハラは続いた。
でも訴える…とまではいなかった。
部長には可愛らしいお子さんと
美人な奥様もいたし、
そこまで精神的なダメージはなかったからだ。
なぜ、私は部長の陰部画像を見せられても
セクハラをされても心が折れないのか、、、
それは当時、X(旧Twitter)で
裏垢女子をやっていた私。
陰部画像を見るなんて、日常だった。
仲良くやりとりしてる
フォロワーとは80%の確率で会えて、
ヤる目的の男に散々振り回されてたし、
ちょっとのセクハラ発言なんて
擦りもしない…
むしろ、いつかネタにして
本でも出版してやろうと思っていた。
そんな部長は私がラブホテルを退職してからも
頻繁に連絡をしてくる厄介上司だったので
LINEは即ブロックした。
ブロックに気づかれてからは
携帯に何度も電話が掛かってきて、
ホテルに誘われたりもした。
それもさすがにウザくて着信拒否。
それから3年が経った夏、、、
「部長!お久しぶりです」
ショッピングモールで家族といた部長に遭遇。
私は一言、煽るように挨拶をして去った。
今も新しく入った若い女の子に
セクハラをしているんだろうか。
家族といる部長の姿は
父の顔をしていたけどそんな父も
会社ではセクハラ上司…
今の時代、ハラスメントにうるさいし
セクハラはほどほどにね。部長。
-ほてるちゃん-
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