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【醒ヶ井+プチ名古屋】三半規管ヘタレ女が行く!清純ヨレヨレ18きっぷ

乗り物酔い弱者なのに旅好きが止まらない「矛盾トラベラー」。
夏の青春18きっぷは、猛烈な暑さにKOされ、日帰り近場旅でひとまず手を打つか。


8月。
涼をもとめて向かった先は、滋賀県醒ヶ井。 
大阪から快速で1時間半ほど。
ダイジョウブ近い近いと自分に言い聞かせ、酔いはナシ。もちろん、事前に薬服用済。

7:03 大阪駅  →  8:37 醒ヶ井駅

背伸びしたくなる青空。みずみずしい緑。
なーんにもない夏の田舎駅。
好きだ。
普段は煩わしいセミの鳴き声すら、旅では愛おしく感じるのだからフシギ。

駅から歩いて5分ほどで地蔵川に到着。
辺り一帯が宿場町になっている。
駅から歩いて行ける観光地は、乗り物酔い弱者にとって大変ありがたい。

名水の地として名高い醒ヶ井。
ひと目で納得の美しさ。
朝の陽射しに照らされ、水の透明度がいっそう際立つ。心洗われるよう。

川に手を浸すと、神経を刺激する冷たさ。
35℃超えの気温のなかで、これは天国。
許されるなら全裸で飛び込みたい。

梅花藻は、水のキレイな場所でしか育たない水中花だそう。
ヒョコンと水面から顔を出すその姿は、なんとも繊細で可憐なこと。
私の撮影技術じゃ、全く伝わらないけど。

下手な写真では伝わらない可憐さ

水が美しいことは、尊いこと。
水を守る人たちも、尊い。

でも梅花藻は年々減っているそう

商売気もなく素朴で小さい町。
観光地というには地味すぎるこの町が、とても愛おしくなった。

俗化された観光地に成り下がらず
美しい景観を損なう店舗も少ない。
人々の暮らしのなかに川が在り、
ありのままを大切にされている。
美しさが保たれている秘訣かな。

のほほんと癒されていたはずが、
強烈な太陽パワーのせいで
もうコレしか目に入らなくなってきたぞ。

酷暑のなかにあって、印籠のよう

吸い込まれるように入った醤油屋さんの醤油ソフトクリーム。
え?なんか小さい?
でも「冷たいならもう何でもいいや」レベルの暑さに負けた。

少し休憩したところで、まだ朝10時台。
このままトンボ帰りじゃ勿体ないな。
名古屋で昼ごはんにしようかな。

10:35 醒ヶ井駅  →  11:43 名古屋駅

夏休み期間とあって、乗換の大垣駅では相当な混雑。
でも、幸いにも座ることができた。
座れるか座れないかは、18きっぷ旅の疲労度を大きく左右する。

電車を降りたらそのまま、駅ホーム内のきしめん店に直行。
評判なので一度食べてみたかった。
だけど。
黙々と麺をすすりながら、疑問が沸く。
この店のこの味を皆が絶賛してるって?
本当に?
うーん、私には理解できなかった。

お口直しに、名古屋駅地下街の風来坊へ。
甘辛スパイシーな手羽先が最高。
何度食べても確信できる旨さ。
ビールならぬカルピスに合うんだな。

満腹になると同時に、どっと疲労感が襲ってきた。名古屋の暑さにもめげそうだ。
帰ろう。
あとは電車に揺られるだけ。

14:00 名古屋駅 → 17: 13 大阪駅

乗り物酔い到来で頭がモヤモヤし始めたころ、大阪に帰還。


真夏の旅は、思った以上に体力を消耗するので要注意。
18きっぷ旅はやみつきになってしまう、麻薬のようにね。
さて次はどこへ行こうか。


旅の出費
青春18きっぷ 1日分  2410円
ヤマノ醤油ソフトクリーム 450円
住よし きしめん 500円
風来坊 手羽先など 1980円

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