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介護で物言えぬ利用者さんと出会って1年たって気付いたこと。
私が重度訪問介護会社に入った一般会社で言えば常連さんで脳障害でベッド生活をされて話す事の出来ません。
重度知的障害者の支援経験があったので関わりは自分なりにスムーズでしが身体介護に時間が掛かったように思います。
話せないからと言っても意思があり介護の鉄則である「同意」を取る事から始めますが自分事に捉えれば理解出来るが「酸欠で苦しくなる吸引」や「口の中に歯ブラシを入れられる」のは否定したい気持ちは理解出来ます。
生活で必要な事は拒否の思いを受け止めながら工夫しながら楽しく進めますが、1年経ったつい先日の口腔ケア(歯磨き)の時に歯ブラシを噛まないように歯の裏を磨くのですが、利用者さんのリズムがつかめてスムーズにいきました。
重度知的障害者の支援以外に発達障害者支援も行いましたがその方のリズムを掴まないとスムーズに行かずに時にはパニックに陥ったりもします。
行動援護では道中にパニックの要因となる過剰な音や光が無いかに細心の注意をします。人によって飲食店などを通過する際の香りにも気を付けた方が良いとも感じていますが何れにしてもご家族さんからの事前聞き取りが重要になります。
介護スタッフはインテーク等に関わらずに支援に入るので取りまとめ役の事前情報(当日でも可)が重要なキーになると感じています。
利用者の彼らは人を見極めるのが得意なのでご家族さんや前任の支援者ではしなかった行動も時にされます。クルマの運転では無いですが「◯◯するかも知れない」でリスク管理が必要になります。
これは雨天時の支援でヒヤリハットです。大通り前で利用者さんが突然走り出して危険回避のために静止しようとした所カッパの水滴で手が滑りあわやになりましたが手前で停止されて事なきを得ました。
屋内とは違い移動支援中のヒヤリハットの伝達は難しい面もありますが職員と利用者を不幸にしないために管理者等に伝え体験を生かす事が大事に思っています。
等々思い出した事を書いてみました。
一口に介護と言っても高齢者/障害者(児童/成人)があり生活援助/身体介助/同行·見守りや施設/訪問等々の多種多様にあります。
同じ介護業界に係わる同士、古臭い言葉で言えば戦友→他害行為がある強度行動障害者を支援するメンバーはまさにこれ。夜勤明けの額の傷はタイムカード代わりと冗談が言えるレベルならまだしも突然大柄の男性に引っかかれた女性の恐怖心はまさにそのように感じます。
事業所や利用者さんとは巡り合わせの要素も多いですがヘルパーの特性に合った利用者さん支援が行われば離職率が高い介護業界も変わっていくように感じています。
今日は久しぶりに終日ゆっくり出来たので徒然なるままに綴ってみました。
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