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【三人組小ネタ】体力は必要?②
続いては、室内競技。
「跳び箱を用意したが……」
「危険すぎるだろ」
先生は普通に六段飛んだが、拾井は三段の上に座っただけだった。
……座れただけよしとしよう。
この後バドミントンとバスケとバレーをやってみたが、空振りするわボールを顔にぶつけるわで終了。
終いには体育館の二階部分で練習していた卓球部に声を掛けられ、俺たちも一緒に練習に参加することに。
「上手い! 君たちも先生も上手いね!
【三人組小ネタ】体力は必要?①
「あ~……今日は体育があったからな~んにもやる気が起きない。閉店ガラガラ~」
実験室を訪れると、拾井がだらけきっていた。
「体育?」
「拾井君は、体育の授業が嫌いなんだそうだ」
佳一が説明してくれた。
マジか。
「お前、苦手なもんとかあったんだな!」
「嬉しそうだなぁ、弐方」
天才の弱点を見つけて嬉しくないわけがない。
「体育の授業なんて、お遊びみたいなものだろう?」
本当に。
色んな
【三人組メモ】先生と潜入大作戦3
指定された場所…それは、音楽室だった。
「主よ、人の望みの喜びよ」
佳一が事前に教えられていた呪文を口にすると、音楽室の鍵が開く。
中に入ると、黒いフード付きのマントを着た二人組がすでに待ちかまえていた。
顔は…見えない。
「こっちだ」
特に挨拶もないまま、その二人は音楽室内にある楽器が沢山置いてある部屋へと俺たちを連れていった。
中はほこりっぽくて、咳き込んでしまう。
ここで何をする気なんだ…?