オートバイと遊牧(前編)
いま、某通信制の大学で文化人類学の科目を履修している。
文化人類学は経営学やプログラミングなどと異なり、ビジネスやお金を生み出すうえで直接的にすぐ役に立つわけじゃないように見える。
「お金にならない学び」。趣味といえばそうなのかもしれない。
でも、私はそれを学ばずにはいられないし、これから先もずっと追っていきたい分野だ。
文化人類学にはまったきっかけは、おととし行った、大阪の民族学博物館(通称:みんぱく)だった。
行こうと思い立った理由は、ライターの友人がみんぱくを取材した