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Episode 787 外から見ればモラハラです。
3ヵ月ごとにやりましょう…などと言いながら、なかなか予定が合わず、それでも年に2回ほどの「(不)定期開催」が実現している、あずささん(@41azusayumi)とのスペース対談が、10/14に実現しました!
— あずさ (@41azusayumi) October 14, 2024
お互いに Autistic(自閉の民) である、あずささんと私ですが、その考え方や行動は「真逆」と言っても良いくらい似ていません。
だからこそ、発見が多くあるトークセッションなのだ…というのが私の認識ですし、おそらくあずささんもそうなのだと思います。
そんなふたりの対談、今回のテーマは…
Autistic とそうでない人たちの関係。
加害/被害/対等、何がどうやって決まるのか、変更の可能性はあるのか
…というモノだったのです。
「鉄は熱いうちに打て」は、実際にその通りで、記憶がフレッシュなうちに文章にしておかないとね…。
というワケで、スペース対談のレビューを…。
対談から2週間も経ってからの投稿がフレッシュか…と言う意見はスルーさせてもらいますよ。
私はこの記事で、対談の「文字起こし」をするつもりはありません。
スペースは録音が残っているので、具体的な対話内容は上のリンクから聞いてみて欲しいと思います。
さて…今回の対談で一番感じたことは、やはり「環境」の問題でしょうかね。
今回の対談は「ピッタリ2時間」という物理的なボリューム以上に中身が濃かったように思います。
今回の記事だけで全てを網羅することは難しいだろう…と判断して、「Autistic(自閉の民) が加害者になるか、被害者になるか」という点を軸に、それぞれどちらかに焦点を当てて、数回に分けてお話ししようと思います。
今回はその第一回、Autistic 的なモラハラ加害のハナシ…その①。
スペース録音は、冒頭から「NPD (=自己愛性パーソナリティ障害〈じこあいせいパーソナリティしょうがい〉 narcissistic personality disorder」との区別が付きにくい」ということからスタートします。
今回はこの「Autistic が加害側になる理由」を深掘りするハナシ。
以下、障害者としての Autistic を示す言う意味で、加害性がある存在として敢えて「AS"D" ≒ Disorder(障害) がある Autistic」という表現を使います。
なぜ、AS"D"者はNPD者と混同/誤解されやすいのか…を一言で表せば、その当事者から表現される言動が、外から区別しにくいからでしょう。
残念ながら、世間で言う「障害」とは、不特定多数の一般人から見ての不都合であるワケで、理由よりも現象にスポットが当てられているワケです。
AS"D"者がNPD者と混同/誤解される原因も、つまりそういうことです。
両者の理由はさて置き、その言動が共にパワハラ/モラハラの気質を感じさせる部分が混同/誤解の原因である…と。
私はNPDではありませんので、ここではNPDの詳しい解説はしません。
できるのは、経験に基づく「AS"D"が加害に至る理由」についてのお話だけです。
大前提として、パワハラ/モラハラの「加害側に回れる(可能性がある)立場」なのですが、それはお互いの関係性として「パワーバランス優位者」であることは確実です。
パワーバランス劣位者が優位者に対して意見するのは、相当な難易度のハズ…下手すれば、それこそパワハラ/モラハラ圧力で圧し潰されることになりかねないワケでして。
つまりね、「AS"D"が加害に至る理由」の根底には、AS"D"の有無とは関係なく、パワーバランスの優位者という下敷きがあるということです。
日常生活における人対人の関係性で、パワーバランスが対等…というのは、なかなかにして難しいと思います。
経済的な問題や得意な分野、性別や年齢の問題など…その要素は多岐にわたり、それぞれの生活の中で得手不得手を融通しながら、その力関係が対等に (近く) する…が現実なのでしょうね。
パワハラ/モラハラ加害は、ここに問題があるワケですよ。
スペースでも話題にしているのですが、私のような「AS”D"受動型」と呼ばれるライフハックを使う Autistic は、意見調整が苦手で、その苦手の指摘に苦しむからこそ、パワーバランスを逆手に取った「あなたに同調する」受動と呼ばれる方法を常用するワケですよ。
ここのポイントは「パワーバランスに勾配があることが前提」ということです。
私があなたに同調するのは、あなたの方が優位であるからです。
では、私の方が優位であるならば、「あなたが私に同調することを求める」ことが発生することにならないか?
すべての Autistic が、加害者的なAS"D"になるワケではありません。
これは私の経験に基づくお話にすぎませんから、加害者的なAS"D"が形作られる一例でしかないのですけどね。
これを受けて次回、加害に至る具体的な理由を考えていくことにします。
(Back to the Future 風に) To Be Continued…と。