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【嘆息するほどに美しい映画】~秒速5センチメートル~
#映画感想文
この映画は1時間で締めくくられます。
しかしその1時間に押し詰められたものは、濃密な青春でした。
1.作品情報
2.あらすじ
3.監督
4.キャスト
5.感想
6.終わりに
1.作品情報
『どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか』
『君の名は。』や『天気の子』で知られる新海誠監督が手掛けた、2007年公開の劇場映画。『雲のむこう、約束の場所』に続く3作品目の作品であり、監督のほか、原作、脚本、絵コンテ、および演出も同監督が行っている。
ひとりの少年を軸に描かれる、連作ストーリ。
3つの独立した物語には、世界に湛えられている生き続けるに足る滋味や美しさが収められている。
徹底したロケハンの末に現実の美しさを際限なく掬い取り仕上げられた、意匠の凝らされた作品である。
2.あらすじ
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
3.監督
今回の映画を製作したのは、新海誠監督です。
彼の活動初期の作品はどことなく儚さがあり、大人の心を満たすものがあります。『君の名は。』などの最近の作品と、趣向の異なりを覚えました。
初期作品で視聴したのは、『雲のむこう、約束の場所』と、この作品のみですが、作風はとても好みです。
4.キャスト
主人公である遠野貴樹の声優をつとめられております水橋研二さん。
俳優さんなんですね。とてもいいお声をされていました。
オーディオブックで小説版を朗読されております。
透き通った声。最高です。
5.感想
1.これほど主人公の気持ちが理解できたのは初めてかもしれない
主人公の遠野貴樹くんは3つの物語を通して成長していくのですが、その成長というものが、あるべきものと少し異なっています。
記憶のはるか遠くで笑う女の子を追いかけるように彼は生きる。
しかし彼はあくまでも記憶の中を逆行しているにすぎず、それに反して人生は前に前に進んでいく。
そしてそのギャップに苦しみながら、心をすり減らすうちに、自分がなんのために生きているのかわからなくなるんですね。
歳をとるにつれて、過去が大きく、美しく見えていくものなのです。
その気持ちが痛いほどわかるなと、涙ぐみながらうなずいていました。
2.古き良き世界観
2007年公開の映画ということで、平成の古き良き時代を感じられるシーンがいくつか登場します。
駅に屋台があり、暖かな照明に照らされて何かを食すサラリーマン。自販機に売っているものも時代を感じさせます。公衆電話なんて今日日使っている人はいないかもしれませんが、20年ほど前は当然のように使われていたのです。
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今とは少し違う雰囲気を楽しめるというのは、この映画の良い特徴であると思います。現実的で非現実的な世界観に没頭すれば、1時間があっという間に過ぎていきます。
聖地巡礼したくなってきました。
6.終わりに
今回は初めてのブログ執筆ということで、つたない箇所もあったかもしれません。なにせ言葉の使い方がままならないのです。むしろ助けてください!なんでもしますから!
ということで、以上になります。
映画の感想がメインになっていきそうです。