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まずは揃えたい3種の神器@土中環境と生物多様性を考慮した杜造りのための道具講座

枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会で杜造りに使っている道具を本格的に自前で揃えたい。

そんなリピーターの声から杜作りのための道具について、杜造りのプロフェショナルである代表のしげちゃんこと三木繁治さんにお話を聞きました。

聞き手は杜作り初心者のまぁちゃんです。高尾山域でハイキングをしたりハンモックを張ったり沢歩きをしたりして遊んでいます。詳細は、twitterinstagramblogを。

第2回道具講座は、土中環境を整えるために最初に揃えたい道具についてお聞きしました。

まずは次の3つの道具を揃えるのが良いのではないでしょうか。

移植小手

もし、1つだけ道具を手に入れるなら何を買うのか?
と問われれば、間違いなく移植ゴテです。

移植ゴテは基本中の基本となる道具です。
穴を掘って枝葉を入れて水や空気の呼吸口を作ったり、水を逃すために溝を切ったりとこれだけでも森の造作はできます。

家の園芸で使っているものでも大丈夫なのですが、安すぎたりお洒落だったりする道具は耐久性がないことがあります。
すぐに壊れるのである程度しっかりとしたものを購入することをオススメします。

杜の造作に使う移植ゴテの特徴は、幅が細いものが良いです。
これは穴を掘るときに便利だからです。

スコップ ステンレス製
https://www.monotaro.com/g/01491807/

僕は、移植ゴテをamazonでポチったのを使っていますが問題ないです。数百円のもので十分です。ただ100均のは家で折ったことがあるのでもう二度と買わないと誓っています。

剪定鋏

剪定鋏も良いものを使って下さい。
切れない刃物は危ないのです。

林業関係者の多くの方が使っていて信頼と実績があるのがこのハサミです。

岡恒 剪定鋏ユニーク
https://www.monotaro.com/g/02963273/

剪定鋏の大きさが3つあります。その違いは、手のひらの大きさや握力の違いなんだと思います。 こればかりはネットだとカンに頼るしかないですが、こだわるなら一度、昔ながらの金物屋さんか、老舗の刃物屋さん、例えば日本橋の木屋さんとかに、足を運んで試してみるのもオススメです。

僕もこのハサミがいいなと思って買いました。そして、使ってみたら切れ味がむちゃくちゃ良いです。切るのが楽だと疲れないのが良いですね。

ノコギリ

剪定鋏で枝は切れますが、ある程度以上太くなった幹などは切れません。
そんな時に使うのがノコギリです。

ノコギリも切れ味が重要なので、良いものを使って下さい。
切れないノコギリを使っていると疲れます。
疲れるのは体に負担がかかり作業が辛くなるので、道具で楽をすることはとても重要です。

評判が良いのがこのノコギリです。

シルキー ゴム太郎 プロ剪定 240mm
https://www.monotaro.com/g/01240248/

ノコギリは枝を切るだけでなく、草刈りにも使えます。
ノコギリで草を刈ると断面が荒いのでそれ以上草が伸びなくなるという性質があるそうです。これが鎌などの刃物で切断面がキレイに刈ると植物はまた伸びて成長しようとするそうです。

ノコギリの刃も長すぎると持ち運びが大変です。経験上240mmのものが使いやすいです。

替え刃がありますので、切れなくなってきたら交換すると良いでしょう。

シルキー社はキャンパーにとって定番商品であり多くの人が使っています。その中でもポケットボーイは折り畳むことができ、薪を作る時に使われています。

僕自身はキャンプ道具の延長でサムライ騎士180mmを使っています。力を入れなくてもよく切れるし、風の草刈りがやりやすい形状なんですよね。折り畳みなので持ち運びに便利。

まとめ

道具は大切です。
安物買いの銭失いにならないように最初から良いものを買うことをオススメします。
プロが使う道具は、値段と機能のバランスが良いものが多いです。
先人たちの知恵がつまった道具を使うことが、結局コスパが良いことになります。

今回は3つほど道具を紹介しました。
オススメはまだありますのでまた次回に。
また、聞いてみたい道具があればコメントして下さい。
記事を書きたいと思っています。

道具について知りたい方は「枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会」のイベントにご参加下さい。できる限り教えますよ。

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