AM4:00
今日も午前4時に目が覚め、まだ窓の外が暗いことに安心を覚える。
なんだか気分が落ちこんでくるから冬は苦手だけど、日が登るのが遅くなるという点に関しては少し好きだ。
いい事なんてひとつもないとは分かっているが、よく夜にソファで寝落ちしてしまう。
30分だけ、1時間だけ、と携帯のアラームを設定してみるものの、それで起きられたことはほとんどない。
これまでの長い寝落ち人生のなかでもたった片手に収まる程しかないと断言しよう。(本当にだらしない......)
この惨敗と引き換えに生まれるのが夜から朝にかけての行動時間だ。
大抵午前4時に起きて、またやってしまった!と反省しつつお風呂に入り本格的に寝る準備を整える。
夏に起きる4時と冬に起きる4時は外の様子が当たり前だが全然ちがう。
外が暗いと「まだ夜だしセーフだよね」と、自分に甘々な判定を下してしまうわたしは本当に大ずぼらだ。
しかし、世の中が寝静まっているこの時間がわたしにとってとても大切な時間だったりする。
例えば、考えなければいけないことや嫌なことなど、心を乱されてしまう事柄に対して未処理状態のまま一旦寝てしまう。
すると、目覚めたあとには感情の整理整頓が終わっており、わたしなりの結論に辿り着けるのだ。
お風呂に入ってるときも、ドライヤーで髪を乾かしているときも、再び眠りにつく前のベッドの中でも、起きてからはずっと考えている。思考が捗るのはとても気持ちがいい。
睡眠はスキップ機能だと考えている。
特に嫌なことがあった日に寝落ちをしてしまうことが多いけれど、起きたあとにしっかり向き合えているのでこれは前向きな逃避なのではないだろうか。
今日も夜から朝に変わった。
あと数時間後には仕事に行く支度をしなくてはいけないけれど、いつもと同じようにしばし目を閉じる。
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