見出し画像

人気企業ランキング、時代の物差しにはなります…

「就職ランキング」という言葉、今では昔ほど頻繁に耳にする機会は減りましたね。でも、私の就職活動の頃、特に重視されていたように思います。
私の世代はちょうど就職氷河期でしたから、そんなランキングを気にする余裕などなかったというのが本音です。それでも、どこかで意識せざるを得なかった部分もあったように思います。
就職ランキングは、その時代の産業構造や社会のトレンドを如実に反映しているものですよね。例えば、高度経済成長期の頃は、石炭や砂糖といった基幹産業が重視され、関連企業が人気を集めていたと聞きます。戦前から続く繊維産業も、日本の経済を牽引する重要な存在でした。それが今や、IT企業がその座を奪い、時代は大きく様変わりしました。
(↓1965年からのランキングがみられます)


日本プロ野球、サッカーチームのの親会社を見ても、その変化はよく分かります。昔の鉄道会社、新聞社、映画会社から、多様な業種へ。今年の日本シリーズに進出したソフトバンクやDeNA、交流戦を制した楽天、そしてJリーグで優勝した楽天系のヴィッセル神戸など、IT企業の勢いが目立ちます。
とはいえ、これはあくまでも日本全体の話であって、個々人が抱く価値観とは必ずしも一致するとは限りません。どんな会社が自分に合っているのかは、人それぞれです。新卒で最初に勤める会社を決めるためのひとつの指標に過ぎないのかもしれません。
今の時代のように、終身雇用が当たり前ではない社会では、最初の会社で一生を過ごすとは限らないでしょう。あくまでも就職活動や投資の際に、一つの参考情報として捉えておくのが良いのではないでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!