続・ホーリーランドを読んでヤンキーに戦いを挑んだ話
こんにちは。ゆたんぽです。
前回『ホーリーランド』を読んで強くなった気がしてヤンキーに喧嘩を売った話の続編です。
まだ前回の記事を読んでいないかたはこちらから。
さて、前回柔道部をタバコを吸っていたことがバレて退学になった『D』に喧嘩を売った所まで書きました。
しかしスレ主に喧嘩の経験はほとんどありません。
その日は朝から夕方まで『対角線の腕掴み』のシミュレーションをして、授業は頭に入って来なかったようです。
そして放課後。
クラスメイトに囲まれ、公園に連れていかれます。
決闘場です。
その時にはクラス内や他のクラスまで『D』との決闘の噂が広まっており、40人くらい集まっていました。
そこにスレ主が姿を現すと
「うおおおお!マジできたぞあいつ!」
「あいつだれ?」
「あんなやつ見たことないんだけど」
「あいつ誰なの?いやマジで?」
「あいつおまえらのクラスに本当にいた?」
「あいついつ転校してきたの?」
と、「あいつだれ?」という疑問で埋め尽くされていたようでした。
そして『D』が現れます。
スレ主はこの時点で喧嘩を売ったことを後悔しています。
『D』は身長185cmあり柔道で鍛え上げた体をしています。
しかし、スレ主は身長180cmはありますが贅肉がついた体です。
そして『ホーリーランド』を読んだ方なら知っていると思いますが、路上で柔道家と闘うことは『ホーリーランド』の中で戒められています。
固い路上に叩きつけられた時のダメージが打撃の比ではないからです。
スレ主は『ホーリーランド』の都合のいい部分だけを読んでしまっていました。
しかし頭の中は『対角線の腕掴み』のことでいっぱいです。
『対角線の腕掴み』は手首ではなく肘のあたりの袖を掴むことが重要です。
手首掴むと腕をたたまれた時の簡単に外されてしまいます。
「よーし、やるぞ」
『D』の声が聞こえます。
そしておもむろに上着を脱ぎます。
『D』は半袖でした。
スレ主の最後の望みも断たれてしまいました。
つづく
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