9月23日

もう書くことがない。書くことがないことはない。ただまだ書きたいトークテーマを封印しているからだ。でも続けることに意味がある。だから今日もなんでもないことをかく。

今日は僕の親の話をしようと思う。

まあ家の親は色々クセが強い。この間父親のゴリゴリに加工された韓国アイドル風自撮りが送られて来たのは今でもゾッとするくらい脳裏にこべりついている。早くこの記憶を抹消したい。

僕の母親がよく言うことがある。それは「当たり前のレベルは高い方がいい」ということ。

例えば当たり前にテストで60点を取る人が80点を取ったらすごい!ってなるけど当たり前に80点を取る人が80点をとって悔しがったほうが成長するよねってこと。

とても良くできた考えだと思う。自分で言うのも何だけどそれで今まではいい感じで過ごせたと思う。常に上を向いて歩けたのもそのおかげだと思っている。

でも高校や大学に入って人とのつながりが増えていくとそんなこともなくなってくる。

上には上がいるということを否が応でも見なくてはならなくなる。上を向いているのに疲れたら少しは休もう。とか言う人もいるけどそんなことはできない。なぜなら当たり前のレベルは高いほうがいいから。

常に苦しい人なら苦しいことをしていてもそれが当たり前だから大丈夫だよね?そういう感じ。でもそれは前提として苦しいんだよ。

僕の親は勉強ができたわけじゃないし何かしらあったわけでもないから本当に苦労したんだと思う。本当に苦労して苦しいのが当たり前になって今のいい生活をを手に入れて僕にもそういう生活をさせたいんだと思う。

でも苦しいんだよ。上ばっか見てても疲れるし下見てても自分が惨めになるんだよ。そんなやつばっか見てていいのかって。下だと思ってるやつだって本当に下なのかって。上とか下とかいってお前がほんとは1番下だよって。
僕は二人みたいにすべてを捨てて頑張ってやることなんて怖くてできないし、苦しくなりたいわけじゃないし、ただの一人なんだよ。そこら辺の人間なの。でも親はそうじゃない。そこそこ成功している人間。そんな人に教育されたただの一般人なの。

親と一緒にいるとよく思う。これから先どうやってもこの親を超えることはできないんだろうって。どうあやったら幸せになれるんだろうってこの二人よりも。自分の幸せってなんだろうって。考えるだけで苦しくなる。

親に文句があるわけじゃないけどこんな僕を作ったのはあなた達だよと言いたい。

友達に囲まれて、いい成績をとって、部活で成功して、苦労して、成功して、そんな息子が見たかったんだろうって。でもそんな風にはなれない。自分が何になりたいかもわからない。ただ夜の海を泳いでいるような不安感と手応えのなさとなにかが消耗していく感じだけ。

優秀な子のあり方は教わったけど優秀な子のなり方は教わらなかった。

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